ホーム > mixiニュース > コラム > ガガさん公表、線維筋痛症とは 日本にも推計200万人

ガガさん公表、線維筋痛症とは 日本にも推計200万人

2

2017年09月14日 17:40  朝日新聞デジタル

  • 限定公開( 2 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

朝日新聞デジタル

 米国の歌手レディー・ガガさん(31)が患っていることを公表した、「線維筋痛症」は、全身に痛みが走る原因不明の病気だ。


 日本国内に200万人の患者がいるとの推計がある。患者の多くは女性とされ、40〜50代に多い。全身に痛みがあるものの、体に炎症などはなく、画像診断でも異常がみられず、診断は難しい。


 痛み以外にも、疲労感や睡眠障害、うつ症状、ドライマウスなどの症状があるとされる。ただ、こうした症状の出方には個人差がある。直接命にかかわる病気ではないが、激しい痛みで生活の質(QOL)が落ち、仕事を続けられなくなる人もいる。


 原因ははっきりしていないが、患者は脳や脊髄(せきずい)で痛みを伝える経路に異常があり、健康な人ならば痛みを感じない程度の弱い刺激でも強い痛みを感じる、とも考えられている。こうした痛みを和らげる鎮痛薬は2012年に公的医療保険が使えるようになり、その後も薬の選択肢が増えている。ほかに運動療法や、患者の考え方のくせや偏りを直すことで症状の改善をめざす「認知行動療法」なども有効とされる。


 線維筋痛症に詳しい、松本美富士・桑名市総合医療センター顧問(内科・リウマチ科)は、ガガさんが闘病を公表したことについて「線維筋痛症は身体の病だが精神の病気という誤解もある。病気を正しく理解してもらうためにも、公表には大きな意味がある」と話した。そのうえで「原因不明の痛みが続くなど思い当たる節がある人は、リウマチ科や神経内科、整形外科などを受診して適切な診断・治療につなげてほしい」と語る。(武田耕太)


朝日新聞デジタルで読む

    あなたにおすすめ

    ニュース設定