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0〜1歳の赤ちゃん時代を過ぎ2歳頃になると、少しずつ“カタコト”の言葉を覚え始めます。
子どものたどたどしい言葉も聞いているだけで可愛くて胸がキュンとしますね。
それと同時に、そろそろ“言葉の教育”も気になってきます。実は、この時期は幼児教育の観点でも親の働きかけが大切なのです。
そこで今日は、教育コンサルタントで教育業界に10年以上携わっている筆者が、家庭でできる“2歳児の言葉遣いの教え方”について説明していきたいと思います。
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ズバリ、0歳です。
子どもは産まれた時からお母さんの声を聞くことを始めています。(※1)
そのため、正しい音声を聞かせることが、言葉の教育の第一段階といえます。
世界中の言語にはそれぞれに特有のリズム感や音声イントネーションがあります。赤ちゃんは、お母さんを含める身近な家族の話す言葉から、母国語のリズムやイントネーションを習得していきます。
正しい言葉で、ゆっくり語りかけることで、赤ちゃん時代から幼児期にかけて脳内にたくさんの語彙をインプットしていくのです。
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子どもと一緒にいる際、つい「〇〇でちゅね〜」や、犬を見かけて「ワンワンだね〜」といった“赤ちゃん言葉”で語りかけてしまうことがありませんか?
話し始めたばかりの子どもは、舌や唇の筋肉が未発達なために正しく発音しようとしてもできないだけです。
それにも関わらず、周囲の大人が子どもの話し方を真似して語りかけてしまうと、結果的に子どもが正しい言葉遣いを身につける機会が減ってしまうのです。
正しい言葉遣いを身につけさせるためには、小さなうちから幼児語ではなく、正確に話すことを意識しましょう。
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また、日頃から乱暴な言葉を使って子どもに接していると、保育園や幼稚園で集団生活を送る際に、子どもが真似して使ってしまうことになりかねません!
周りの親はこのあたりをよく見ていますので注意しましょう。
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2歳児は、遊びの世界も広がり、身の回りの物の名前からどんどん吸収していきます。
好奇心いっぱいに「コレ、なに?」「コレは?」と質問攻めでママを困らせる時期ですが、子どもの言葉の発達のために可能な限り答えてあげましょう。
その際、ただ「犬」「花」と単語で答えるのではなく、「あれは、犬だよ」「これは黄色いお花だね」等、こそあど言葉の指示語や形容詞や助詞なども取り入れてみましょう。(※2)
2歳児に語りかける目安としては、主語・目的語(形容詞)・述語の簡単な文章が最も伝わりやすいでしょう。
また、2歳児に取り入れやすいのは挨拶です。
場面ごとにふさわしい挨拶を大人が見せることで、子どもも真似しやすく、毎日繰り返しできるので身につきやすいです。
挨拶を通して、大人に褒められ相手に通じた喜びが子どもの成功体験にもつながります。
最後に、2歳児の言葉遣いを教育していく中で注意したいことがあります。
この時期は「うんち」「おしっこ」のような言葉をわざと言うこともありますが、言葉の習得期であることから使っている場合が多く、決して叱らずに、優しく根気よく正してあげましょうね。
いかがでしたか?
まずは親自身がお手本となるように語りかけをしていくことで、2歳児への正しい言葉遣いを身につけさせる環境づくりをしていきましょう。
【参考・画像】
※1 ねんねの頃 – 0〜2ヵ月頃の赤ちゃん – pigeon.info
※2「言語の発達について」- NPO法人キッズコミュ
※ Antonio Guillem、 Duplass / Shutterstock
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