【結婚・離婚の幸福論】斉藤由貴、夫との今後は?いまどき夫婦が「離婚の約束」をしながら生活を続けるワケ

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2017年09月22日 00:00  citrus

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タレントの斉藤由貴さんの不倫騒動は、まだ余波が続いているようです。もともと、斉藤さん本人も「夫婦喧嘩はしょっちゅう」「彼と私は、水と油」「(夫婦で)考え方が根本的に違う」と話していた様子。3人のお子さんをもうけ、23年という長い結婚生活を経て、今回の一件で夫婦関係はどうなったのでしょうか。報道によると、今回の不倫騒動のお相手の男性との関係は終わった、とのこと。斉藤さんの夫は、子どもたちのことを最優先して夫婦が努力し直す方向で考えているということでした。

 

一般的にも、長い夫婦生活を続けていると、一度や二度はなんらかの理由で夫婦間に危機が訪れるものです。最近、話題になっているのは夫婦間に危機が訪れた後、「何年後に離婚しよう」というように将来的な離婚の約束をしながら、それまでは家族として暮らしていく、というスタイルです。

 

ひと昔前であれば、一般的な離婚のスタンダードな形というものがありました。たとえば、妻は何があっても我慢をしながら水面下では離婚の準備を進めつつ、ある日突然「別れましょう」と家を出ていく、というのも多いパターンのひとつでした。

 

今どきは、女性の社会進出が増えたこともあり、男女間での権利や立場が平等であることが求められるようになりました。すると、離婚に関しても女性が主張する意見が通りやすくなり、「フェアさ」が重要視されて将来の離婚の約束が有効になったとも言えるでしょう。

 

衝動的ではなく、お互いが納得したうえで離婚の約束を決めることでのメリットは3つあります。

 

ひとつは、経済環境を整える「物理的な準備」ができる点です。「イヤになったから、すぐに離婚した」という場合と比べ、離婚の約束が果たされるまでには時間的に猶予があります。「子どもが成人するまで」「親の介護が終わるまで」「家のローンが完済したら」など長ければ数年間に渡る準備期間があるので、貯金やヘソクリなど離婚後の生活に備えて経済環境を整えることも可能です。

 

2つめは、精神的に自立することに慣れる「心の準備」ができる点です。ひとりの生活に戻るさびしさや世間の目に慣れるためには、精神的なタフさが必要です。離婚の約束をしつつ、それまでと同じように暮らしていれば、その間の時間を活用して「もしも離婚をしたらどうなるか?」といった孤独に耐えるシミュレーションで心を鍛えることができるようになります。

 

3つめのメリットは、夫婦関係が修復するケースもある、という点です。お互いが本音で話し合って離婚を決めた後は、かえって夫婦関係がスッキリすることもあります。やり直すチャンスができたことで、夫婦関係が改善できることも少なくありません。

 

ただし、一見メリットが多く見える離婚の約束ですが、パートナーのタイプや性格によっては「どうせ離婚するなら、もうどうなっても仕方ない」などと開き直られ、約束前より関係が悪化することも。いずれにしても、大切なのは離婚をするかどうかより、「幸せになるための選択は何か?」を考えることなのです。

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