子宮内膜症により妊娠合併症のリスクが高まる

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2017年09月22日 19:02  妊活・卵活ニュース

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子宮内膜症と妊娠合併症のリスク
フェデリコ2世・ナポリ大学やミラノ大学医学部(共にイタリア)などによる研究チームは、「Fertility and Sterility」にて、子宮内膜症により妊娠合併症、早産、帝王切開のリスクが非常に高まると発表した。

複数の研究結果に基づく統計的分析
研究チームは、電子データーベースより24件の研究データを収集し、子宮内膜症と妊娠合併症の関連性を分析した。

女性192万4114人を対象に統計的分析を実施したところ、過去に子宮内膜症や婦人科系疾患を患ったことがある女性が妊娠した場合、健康な女性と比べ、子宮内膜症、流産、早産(妊娠37週未満)、前置胎盤、胎児発育不全、帝王切開の発生確率が高いことが認められた。

論文の共著者であるトーマス・ジェファーソン大学シドニー・キンメル・メディカル・カレッジのVincenzo Berghella氏(ヴィンチェンツォ・ベルクヘラー)氏は、子宮内膜症が母体や胎児に対して大きな障害になると説明する。

子宮内膜症における炎症は、受精卵の着床や成長過程にてプロゲステロン作用を抑制し、妊娠合併症、流産、早産などを引き起こすと推測する。

(画像はPixabayより)

Fertility and Sterility

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