飼い主を亡くした猫、墓地から離れず(マレーシア)

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2017年09月25日 21:33  Techinsight Japan

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亡くなった飼い主の墓から去ろうとしない猫(画像は『NextShark 2017年9月19日付「Devastated Cat Refuses to Leave Dead Owner’s Side at Funeral in Malaysia」』のスクリーンショット)
ペットを愛する飼い主の気持ちは、きっと通じていたのだろう。このほど、マレーシア在住のFacebookユーザーが、飼い主を亡くした猫が葬儀の際に見せたある様子を撮影、投稿し話題となっている。『South China Morning Post』『AsiaOne』『NextShark』などが伝えた。

9月17日、マレーシアのランカウイ島に住むFacebookユーザー「Soffuan CZ」さんの祖父イズマイル・マットさんは、孫の訪問からしばらくして息を引き取った。9月18日、ケリバングのイスラム教寺院「Al-Hidayah Mosque(アル・ヒダヤ モスク)」にて葬儀が執り行われ、イズマイルさんを偲んで親族らが集まった。

イズマイルさんが埋葬された場所で死者への贈る言葉が読み上げられていた時、イズマイルさんの飼っていた白猫が現れ墓地の周りをくるくると回り、前足で土を掻いて墓を掘り起こすような仕草を見せた。親族らは猫を引き離そうと試みたが、猫は頑固として飼い主が埋葬された場所から動こうとはしなかった。

「Soffuan CZ」さんはこの様子を動画に収め、Facebookに投稿すると閲覧数は1,010万回に達した。「あの猫の世話をしていたのは祖父だけでした。彼は猫が大好きでしたから」と綴る「Soffuan CZ」さんの投稿には、「なんで親族らは猫を引き離そうとするの。飼い主の死を悲しんでいるのだからそっとしておいてあげればいいのに」というコメントも寄せられた。

同じ言葉を話せずとも、ペットと飼い主の間には強い絆や愛が育まれているということを実感せずにはいられない。つい先日もドイツのある病院で、「愛馬に会いたい」と望んだ末期の病を患う女性患者が、病院らの計らいにより馬と最期の別れをすることが叶った。病に伏せる飼い主の側でまるで全てを悟ったように静かに佇む馬の姿は、見た者の涙を誘った。

画像は『NextShark 2017年9月19日付「Devastated Cat Refuses to Leave Dead Owner’s Side at Funeral in Malaysia」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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  • ヤバい…泣きそう(´;ω;`)ご冥福
    • イイネ!9
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