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シンデレラ城、最上階は「3LDK」並み? 謎の地下室も! ディズニーランドの「登記」に意外な姿

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2017年09月26日 07:01  ウィズニュース

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写真スプラッシュ・マウンテンの登記事項証明書。ばっちり「スプラッシュマウンテン」の文字が
スプラッシュ・マウンテンの登記事項証明書。ばっちり「スプラッシュマウンテン」の文字が

 シンデレラ城の最上階はどうなっているのだろう・・・。東京ディズニーランドに数ある人気アトラクション。その「裏側」をかいま見る方法が話題になっています。「夢の国」の現実的な部分を、ちょっとだけ見てみたい。記者が実際に調べてみました。(朝日新聞記者・信原 一貴)

【画像】これが実物、シンデレラ城の「登記」1〜5階はどうなってる? 広い「謎の地下室」も

シンデレラ城は…
 「建物の位置関係からすると…たぶんこれがシンデレラ城」。9月に入り、シンデレラ城のものとみられる「登記事項証明書」がツイッターに投稿され、反響を呼びました。

 一体、何が注目を集めたのでしょうか?

 建物をつくると、必ず国に登記しなくてはいけません。そして登記された建物の構造などが書かれた「証明書」は、誰でも入手することができます。普通は建物を売買するときなどに使うのですが、謎のベールに包まれた「夢の国」を調べた、猛者が現れたというわけです。

 実はディズニーランド周辺には、事務所やトイレに至るまで100以上の建物が登記されています。その中の、どれが「シンデレラ城」として使われている建物なのか、特定するのは意外と難しい作業なのです。

 記者も、まずは公的な検索サイトで調べましたが、「絶対これ!」と特定はできませんでした。

 そこで今回は、ディズニーランドの近くにある「千葉地方法務局 市川支局」に行って調べることにしました。

厚さ10センチのファイルから
 「シンデレラ城の登記を調べたいんですけど」

 おそるおそる窓口で尋ねると、職員の人が少し困ったような表情を浮かべました。やはり、どの建物か特定して欲しいとのこと。それが難しくて現地に来たのだけれど・・・。

 すると職員の人が、厚さ10センチはあるファイルを持ってきてくれました。

 一体どんな手がかりが・・・ファイルを開いてみると、あれ?書いてある!

 中には、ディズニーランドの建物の図面が大量にとじられています。これが実は優れもの。主なアトラクションの図面には、そうと分かるように名前が鉛筆書きされているのです。さらに確認作業に使えるディズニーランドの地図まで入っています。

 さすがは地元。資料が整っていました。

3LDKほどの広さ
 こうして特定できたシンデレラ城は、家屋番号「1番1の17」の建物でした。話題になったツイッター投稿には「たぶん…」とありましたが、正確な建物を示していたことになります。

 そのほか「カリブの海賊」や「イッツ・ア・スモールワールド」なども特定でき、「登記事項証明書」を入手できました。

 シンデレラ城でまず目にとまるのが、「鉄骨造 合成樹脂板葺 地下1階付5階建」の文字です。お城のイメージとはかけ離れた漢字がずらり。しかし地上5階、地下1階建てだと分かります。

 一般には非公開の、最上階5階は正方形に近く、広さ79平方メートル。3LDKのマンションほどのスペースがあります。シンデレラ城に住むというシンデレラとプリンス・チャーミングは、この最上階からディズニーランドを眺めているのかもしれません。

 一方で、意外にも城の中で最も広いのは、地下1階。755平方メートルと、テニスコート3面分ほどの広さがあります。地下室あるんだ・・・。

 それにしても最上階や地下には、何があるのでしょうか。運営会社オリエンタルランドに聞きましたが「ゲストの方が入らない部分ですので・・・」と、回答はできないとのことでした。

種類は「スプラッシュマウンテン」!
 ほかにも人気アトラクションの登記を見てみました。

 丸太ボートで映画の世界をめぐり、最後は滝を滑るスプラッシュ・マウンテンは、地上3階、地下1階建てと書かれています。

 1階の床面積は5880平方メートルと、シンデレラ城の約7倍の広さ。変わっているのが、建物の「種類」の欄です。居宅や工場といった建物の使い道が書かれる欄です。

 ところがスプラッシュ・マウンテンはどう書かれているかというと、「スプラッシュマウンテン」。なんと、そのまんまです。特定するという意味では、この上なく分かりやすいのですが。

 ちなみにシンデレラ城は「店舗 劇場」、スペース・マウンテンは「遊技場」など、ほかに「そのまんま」の例は見当たりません。

 まさか何かの間違いでは・・・?

 念のため法務省に聞いてみると「建物は、社会の変化で色々な使い道が出てきます。そこで代表的な例に当てはまらない建物は、それに相応しい表現ができることになっています」と教えてくれました。

 ということは、スプラッシュ・マウンテンは、「スプラッシュ・マウンテン」以外の何物でも無いという判断だったのでしょうか。

あの人気アトラクションはどこへ?
 ほかにも

▽ボートでめぐる「カリブの海賊」(地上2階、地下1階建て)

▽不気味なゴシック風洋館が舞台の「ホーンテッドマンション」(地上3階、地下1階建て)

 などなど、いずれも登記されていました。

 しかし人気アトラクションで、ファイルをくまなく探しても、見あたらないものもありました。

 岩山を鉱山列車が駆け抜けるジェットコースター「ビッグサンダー・マウンテン」です。3階建ての乗り場は登記されていましたが、巨大な岩山の登記が見つかりません。

 運営会社オリエンタルランドは、ディズニー社との契約もあって登記についてはコメントできないとのこと。そのため「絶対に登記されていない」と言い切るのも難しいのですが・・・。

 法務省に聞いてみると、「屋根や壁がないと、建物とは言えないんです」と一般的なルールを教えてくれました。

 「屋根や壁で、外部と遮断されていないと『建物』と認められず、売買などを円滑に行うために登記をすることはできません。ジェットコースターのように外を走る部分が多いと、建物だとは認められないケースが考えられます」

 たしかに登記が見つかったスプラッシュ・マウンテンは内部をめぐる時間が長いですが、ビッグサンダー・マウンテンは山肌を走りながらトンネルを出たり入ったりする構造です。

 同じ「マウンテン」でも、違いはいろいろ。「夢の国」ディズニーランドも、現実的な登記から調べてみると、少し違った風景が見えてきました。

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  • 謎の地下室って、ミステリーツアーの跡地では?
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