炎上請負人ことプロインタビュアー吉田豪に聞く「芸能人とSNSの使い方」

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2017年09月27日 20:51  KAI-YOU.net

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炎上請負人ことプロインタビュアー吉田豪に聞く「芸能人とSNSの使い方」
事前の綿密な下調べに加え、タレント本愛好家としても知られるプロインタビュアーの吉田豪氏。

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大御所から地下アイドルまで、さまざまな芸能人に迫ってきた同氏のTwitterは、現在フォロワー数13万弱を有し、芸能人やアイドルを中心にきなくさい話題があれば粛々とRT。

もはや「吉田豪のTwitterをフォローしていれば、最新の面白い炎上はカバーできる」といっても過言ではない状況だ。

そんな吉田氏に、芸能人とSNSの深〜い(?)関係からアイドルがTwitterを使うべき理由まで──“芸能人とSNSの付き合い方”について、話を聞いた。

取材・文:須賀原みち 撮影:ねりまちゃん

吉田豪流・Twitterの使い方




──有名無名問わず、古今東西の女性アイドルのTwitterをチェックして、頻繁にリツイート(RT)をされている吉田豪さんですが、まずTwitterはどのように利用されているのでしょう? 女性アイドルをかなりウォッチされているのでしょうか?

吉田豪(以下、吉田) それほど積極的にウオッチしているわけでもなくて、リスト機能は一切使わないから、女性アイドルでブックマークしているのは30人くらいで、そのうち毎日必ず見ているのは4〜5人くらいですね。

ただ基本的に、表立って活動している方にフォローされたらフォローを返すルールにしているので、その結果、タイムラインには地下アイドルばかりが流れてくるようになっています。実は会ったことがない人のほうが多いぐらいですね。

──ただ、かなり広い範囲の人のツイートをRTされている印象です。

吉田 フォローしているアイドルの数の割に、アイドルをRTする比率は意外と少ないと思いますよ。ほとんどが何かトラブルがあった場合と、曲が良かったときぐらいだから(笑)。

よくあるのは、エゴサーチしていて見つける「吉田豪はこれについてツイートしないのかな?」みたいなコメントがついてる“吉田豪案件”。そういうツイートとかがあるとすぐに確認して、興味深いと思ったら「わかりました。責任持って拡散させていただきます!」ってRTしてます(笑)。

──むしろ、向こうから寄ってくるわけですね(笑)。そもそもそういった活動をするようになったきっかけは?

吉田 ボクはもともとmixi時代から、数人だけが見れるマイミクの人の友人限定の日記にいろんなニュースを貼ったり、お互いにいろんな裏話を持ち寄って会話したりしてたんです。今でいう「まとめサイト」みたいな感じで、話題のニュースに対して関係者が内部事情をコメントして討論してた。今は、それを表立ってできるレベルでやってるって感覚です。

──昔からネットを騒がすニュースをキュレーションしていた、と。

吉田 だから、無償でまとめサイト作ってるみたいなものだと思ってますよ(笑)。RTとかも、発言のつながりを気にしたり過去の発言を拾ってきたり、ちゃんと流れで読むとわかるようなまとめ方をしてるんですよ。何かを告発するつぶやきの後に、告発されている当事者のあからさまに問題発言をしているつぶやきを持ってきたり(笑)。

なんでそれをやるかっていうと、謎の義務感もあるし、もちろん面白いからなんですけど、自分の宣伝を効果的にするためでもあるんですよね。

Twitterに限らず見ていて芸能人でSNSの使い方が下手だなって思うのは、宣伝色が強すぎるアカウント。そんなのフォローを外されたりRT非表示にされたりするだけで、結果的に宣伝効果は落ちるじゃないですか。でも、RTの大半が自分とは関係なくて面白い情報だったらボクのタイムラインを見てくれるわけです。

つまり、面白い番組の中にCMが入っていれば見るはずだから、そのCMをどう効果的に見せるのか、っていうのをやっているわけです。

なので、よくあるんですけど「吉田豪! エゴサしてるならこれもRTしろ!」的なつぶやきには、そんなの拾うわけねーだろって思いますね。RTするツイートも相当厳選してるんです。

名前が出てればRTするってわけでもないし、当然、ボクへの批判も拾うし、絶賛のものだけを拾い続けるってことは絶対にしない。あからさまにRTしてほしそうなつぶやきだと無視したりもするし、「これをRTしろ!」と言われたら、まずしないですね。

──確かに、吉田さんのTwitterのタイムラインが面白いから、吉田さんのことを知ったり、フォロワーになる人も多そうですね。

吉田 誰なのかもよくわからないままフォローしてる人も多いと思いますよ、吉田光雄だと思って(笑)。

だから、いろんなトラブルをRTすることで、部外者のはずのこっちがトラブルに巻き込まれたり誤解されたりするのも、全部含めて自分の宣伝なんですよ。

ボクは、人が厄介に思うようなことを厄介と思わないタイプなんです。例えば友達の夫婦喧嘩の間に入って、お互いを説得するのとかも全然苦じゃない。知り合いの音楽ライターに「ツイッター上のトラブルが大好きで常にウオッチしているんだけど、下手にRTすると巻き込まれるから、ただ傍から見てるのが大好き」って人がいるんですけど、ボクはその逆ですね。積極的にRTして、もし巻き込まれたら「それはそれでいいや」って。

Twitterで知り合う有名人も山ほどいるので楽しいですよ。

最近だと、会ったこともないローカルアイドルの子から「家族にもメンバーにも相談できないので、話を聞いてもらえないでしょうか」ってダイレクトメッセージが来たんです。それで話を聞いてみると、「運営がほかのメンバーに手をつけていて、その子をひいきばかりするんですが、私はこのグループに命を懸けてもいいのでしょうか?」ということで、「いいわけないですよ!」って(笑)。すぐにそのアイドルグループの写真を見て、「どの子だろうな〜」とか思いつつ、「本気で命を懸けたいんだったら、上京してちゃんとしてそうなグループに途中加入すべきだと思います」とアドバイスしておきました。

──吉田さんのTwitterは、タレントのお悩み相談室みたいになってるんですね(笑)。

吉田 なので、口は軽いけど、「ネタ元が誰なのか」の秘密は守るっていうルールを設けてます。岡田斗司夫の愛人騒動の時も、元愛人からのタレコミがTwitterのダイレクトメッセージで続々と送られてきましたね(笑)。

Instagramとアイドルの相性は悪い!?




──吉田さんはプロインタビュアーとして、取材対象の事前調査を非常に細かくされることで有名ですが、取材対象のSNSもやはりかなり綿密に見られるのでしょうか?

吉田 もちろん。だから、宣伝とか食事報告とかでしかSNSを使ってない人に腹が立ってしょうがない。本当にどうでもいいし、熱心なファン以外の人にとってはなんの興味もないですよって。

ただ、SNSが普及したことで調査がしやすくなったように見えて、芸能人のTwitterにはこれといった情報もないことがほとんどですね。ブログのほうがもうちょっと読ませる文章を書いてるし、個人情報も出している感じ。

──ブログのほうが芸能人のパーソナリティ、個性が出ているということですか?

吉田 それこそボクはタレント本が好きだから、同じノリで黎明期からアイドルブログもずっと観察してたんです。ブログで、明らかに幻覚のことを書いてるグラビアアイドルとかいましたからね。「お風呂から出たら大きな穴が空いてて、落ちちゃうと怖いからずっとお風呂にいたら風邪引いた」みたいな。それ、絶対表に出してはいけないレベルの何かでしょ、という(笑)。

──完全にアウトですね(笑)。

これまで芸能人・タレントが自己発信をするメディアは「タレント本」「ブログ」「Twitter」、今では「Instagram」と変遷してきました。メディアが変わる中で、タレントが発信する内容にも何か変化は起こったのでしょうか?

吉田 タレント本って、実はチェックが緩いんですよ。書籍はプロの編集者がちゃんとチェックしているように見えて、「タレント本はファンしか買わないから」と考えられているのか異常にガードが甘い。

でも、ブログの時代になると、ファンだけじゃない第三者に見られることを警戒して、ガードも厳しくなってきたんですよね。だから、そのあたりはタレントの発信の場が増えたのはいいことだけど、正直面白くなくなった感じはありました。

Twitterも当初は事務所のチェックを経てツイートするタレントが多かったですよね。“ブログの女王”と呼ばれて、早い段階でツイッターに移行した眞鍋かをりも事務所チェックがあったから「あのときの書き込みの真意はこうだった」とか、後から著書で明らかにしていたし、同じく“ブログの女王”としてSNSを使いこなしてたしょこたん(中川翔子)も事務所のOKが出なくて、なかなかTwitterを始められなかった。

芸能人にとってTwitterは何が起きるかわからない怖さがあって、ハードルが高かったんです。でも、即時性が重要なツールでいちいちチェックしてたら面白くないし、今はそれが完全に野放しになっているから面白い。

──TwitterはSNSの中でも炎上しやすい印象があります。そんな中、なぜ、タレントのTwitterは野放しになったのでしょう?

吉田 1日にひとつのブログ投稿ならまだしも、膨大な数のツイートはチェックのしようがないですからね。毎回ツイートのチェックをやってたら、マネージャーが壊れますよ。グループアイドルとかだったら地獄です。普通の業務をこなした上でそこまで管理するのは絶対に無理。

──ちなみに、現在では特に女性から「Instagram」(以下、インスタ)が人気を博していますが、吉田さんはインスタをどのように見ていますか?

吉田 登録してますけど、一部しか見てないです。“Twitterだと炎上するから、インスタのコメントで踏み込んだことを書く”タレントの発言を見てたくらいです。まぁ、主に最上もがさんですけど(笑)。

──ただ、Twitterよりもインスタのほうが炎上しにくいように感じます。

吉田 ひとつ言うなら、インスタは若い世代が多くて女子率も高いので、「わかってくれる同性に伝えたい」という使い方なんでしょう。だから、アイドルとインスタの相性は、まだそんなに良くない気がします。

アイドルを辞めて、「これからインスタにカワイイ写真をドンドン載せていきます!」みたいなのって、わかりやすく言っちゃうと「おっさんのヲタを切り捨てて、これからは女の子相手のビジネスをしていきます!」って宣伝みたいなものですから。

まぁ、ボクは全然興味がないのでどうでもいいんですけど(笑)。

──Twitterは幅広い層が利用しているためか、クソリプ問題なども尽きません。

吉田 厄介な絡み方をするようなヲタの人ほど実生活だとおとなしい人だったりすることも多くて、「Twitterだと本当にひどいことばっか言ってるけど、実際会うと良い人だよ」ってよく言われますけど、そっちのほうが厄介ですよね。

普段良い人なのにTwitterで荒ぶってたら、その人の本性は明らかにTwitterのほうで、普段は良い人を演じざるを得ないだけなんだろうなって(笑)。



SNSの登場でアイドルは逃げられるようになった



──ここからは、吉田さんから見た“SNSを使うアイドル”についてお話を伺っていければ、と。最近、タイムラインを見ていて、アイドルの女の子の自撮りが多くなった印象などはありますか?

吉田 ボクが一番興味のないジャンルですね。

ボクは、その人の人となりにしか興味がないんですよ。だから、ボクがアイドルの自撮りで「面白い」と思うとしたら、たまに写真に写り込んじゃう事故くらい。「自宅でくつろいでる写真なんだけど、置いてある新聞が聖教新聞だった」みたいな(笑)。そういうのを見ると、その子の家庭環境も見えてきてむしろ応援する気持ちになりますよ。貧乏キャラの子の自撮りに聖教新聞が写ってたりすると「……頑張れ!」って(笑)。

──吉田さんのタイムラインでは、「私を見て!」といったような承認欲求に溢れたアイドルのツイートを見る瞬間も多いのでは?

吉田 アイドルは自撮りが必須だから、承認欲求云々とは関係なく、やらなきゃいけないものとしてやってる人も多いと思うんですよ。だから、むしろいろいろこじらせて、自撮りができなくて悩んでいるタイプのほうが気になります。

あと、たまにアイドルの子から「これを拡散してください」とか頼まれることもあるんですけど、本当に面白いとか思えない限りは基本的にスルーしてます。ボクが【拡散希望】みたいなツイートをRTするわけなくて、むしろRTするとしたら拡散してほしくなさそうなやつ(笑)。

──SNSをやるのが当たり前の時代になって、女の子や女性アイドルに起こった変化などは感じますか?

吉田 アイドルは昔から病みやすい職業で、昔は病んでしまった時に逃げる場所もなかったのが、SNSやブログの登場で吐き出せる場所ができて、逃げ場ができたのはすごく良いことだと思っています。だから、昔は今よりアイドルの人口は少なかったはずなのに、アイドルの自殺が目についた

今はこれだけアイドルの人数が増えて病んでいる子も増えたのに、自殺という話はまず聞かないですよね。やっぱり、いろいろ吐き出せる場所が出来たのは大きいんだと思います。

──かつては中森明菜さんが自殺未遂を起こしたり、岡田有希子さんが自死を遂げるといった事件もありました。

吉田 一方で、批判なり悪口が嫌でも目に入るようになって、逃げ場もある分、昔より病みやすくなった部分もあると思います。ただ、今では病んでることもアイドルの個性になる時代になってきました。ボクが審査員をやっている「ミスiD」もほかのオーディションで嫌がられるような子を評価しよう、という企画なので、病んでいても居場所が見つかるっていうのは、良い時代だと思います。

──それでは、吉田さんから見て、SNSの使い方が上手い女性アイドルを教えてください。

吉田 絵恋ちゃんとか水野しずは能力が高いって思いますね。クソリプに対して、水野しずはやりすぎなくらい徹底的に「お前はクソリプ」だということを突きつけていく恐ろしいスタイルで、最高(笑)。絵恋ちゃんはうまくかわしながら、クソリプを晒していくスタイルです。

わからんなら 俺はそういう感受性ねえなでいいだろ そうでないことの共感まで他人に求めるなよ https://t.co/FudjPDGJ3V

— 水野しず (@320_42) 2017年8月31日



昨日「いつもありがとうございます」ってツイートしたら「何もしてないけどお構いなく」ってリプライきたんだけどなんで何もしてない人にお礼言ったとおもわれちゃったんだ

— 絵恋ちゃん(14) (@erenism) 2017年9月27日



アイドルとファンのやり取りって大体どうでもよくて、「リプライ祭り」とかでタイムラインを埋めるのは本当に止めてくれ、って思ってます。ほとんどのアイドルがそうなんですけど熱心なファンのことしか見ていなくて、それ以外の人間が見ることを前提にしてないんです。でも、水野しずと絵恋ちゃんは客観的な視点を持って、Twitter上のやり取りをエンターテインメントとして笑いに落とす能力を持っています。

──つまり、今のアイドルには、SNSでも第三者の視点を持ってエンターテインメントとして、ツイートを提供する能力が必要?

吉田 いや、さすがにそこまで求めるのは酷ですよ。そこまで考えないからこそのアイドル、っていうのもあるし、これは特殊な例です。

ただ、表に出る職業で生きていくなら、何かしら自分の武器を色々探すわけじゃないですか。ボクがタレント本を集めてたりするのもそうですけど、それは素手で勝負できない人間が武器を探し求めた結果であって、素手で勝負ができるなら、それが一番正しいんです。

つまり、アイドルだったら何の武器もなく、ただご飯を食べてる光景だけで「最高!」って言われるのが理想のはずなんですよ。

「ミスiD」なんか武器コンテストみたいなものですからね(笑)。そういう意味でいうと、本当はそういう武器が必要なはずの側なのに「私はカワイイだけで勝負できる」って思ってそうな地下アイドルに対しては、「わかってないなー」と言いたくなります(笑)。

アイドルは刺激的なツイートを! SNSのススメ



──それでは、一概には言えないと思いますが、今、アイドルやタレントがSNSを使うメリット、デメリットはなんでしょう?

吉田 う〜ん、デメリットもあるけれどメリットのほうが確実にあるはずだから、アイドルのみんなは、どんどん自分を出していくべきだと思いますよ。

マンガ家の田中圭一さんとも話したんですけど、気圧や月の関係なのか、アイドルが一斉に“病みツイート”をする日とかがあって、深夜のタイムラインがすごいことになったりするんですけど(笑)。それが出せるようになったのは良いことで、出せずに病んでる子も多いと思うんですよ。縛りの厳しいメジャーアイドルならともかく、地下だったら「もっと自由にやればいいのに」と思ってて。

Twitterも含めて、SNSはいくらでも武器にできるものなのに、無難に怒られないような使い方しかしてない子が多くて、すごくもったいないと思います。メジャーなアイドルグループに入れない、最近流行りの可愛い子だけを集めたようなグループにも入れないぐらいの立ち位置の子とかだったら、もっと自分を出していかないと勝負にならないはずなんですよ。怒られてもいいから、もっと踏み込んだほうがいい。

だから、ボクは知り合いのアイドルが「Twitterを辞めようと思ってる」とかツイートしてたら、「続けるべきです!」って何度も説得しました。「面白いんだし、辞めたらもったいないですよ! 刺激的なことをつぶやいたら、ボクが拡散しますから!」って(笑)。

──面白かったら、拡散する、と。

吉田 それに尽きます。実際に知り合ったアイドルから「新曲が出来たので、豪さんRTしてください!」って言われても、良い曲じゃないと拡散しませんし。「あなたのことは面白いと思っているけど、あなたのグループや音楽性まで面白いと思っているわけじゃない」って。だって、なんでも拡散してたら今度はボクの信用が失われますから。

──反対に面白ければいいわけですよね。現在は芸能人やアイドルだけでなく、SNSにおいて芸能人以上にフォロワー数が多くて、存在感を発揮している人もいます。これまで一般人とされてきた人が、“インフルエンサー”と呼ばれたり。そういう意味で、芸能人と一般人の差が曖昧になってきてる部分もあるのかと。

吉田 芸能人か一般人かは全然関係ないですよ。ボク自身、会ったこともないけど毎日見てる面白い芸能人じゃなかったりするし、何の仕事をしている人なのかもわからなかったりしますからね。

──吉田さんはその状況を、どのように見ていらっしゃいますか?

吉田 正しいことだと思いますよ。Twitterは、どんな有名人であってもしくじったら総攻撃を受けるし、無名でも面白かったら拡散されて評価される世界。

ツイートの上では誰もが平等なんです。論争をして、知名度のある人に無名の人が平気で勝てる世界。InstagramやFacebookと比べたら面倒なことも多いのは確実だけれど、そこが面白いし刺激的だと思ってます。

──自分が面白いと思ったものをキュレーションして、拡散をするというスタンスはブレないわけですね。

吉田 ブレないです。ボクが頼まれて拡散を手伝うのは、自分の主演を降ろした監督を刺した後に倉本聰の自宅で切腹して、日本映画界に異議を唱えて松竹に車で突っ込んだ俳優・中山一也さんだけです。

ちょっと物騒な発言をした結果、中山さんのTwitterは永久凍結されちゃってるから、たまに拡散を頼まれるんですよ。ほかにも、炎上騒動の当事者から拡散を頼まれることもあって、そういうときは拡散してますね。自分はどういう立場なんだろうと思いながら(笑)。

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特集「インターネット卍ジェニック 〜一億総ワンチャン時代〜」



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記事一覧と更新予定記事の予告は、特設ページから。続々更新していきますので、ご期待下さい!!
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