【世界の美食】ブルガリアの伝統料理が楽しめるソフィアの古民家レストラン「ハジドゥラガノヴィテ・カシュティ」

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2017年10月09日 06:31  GOTRIP!

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ブルガリアといえば、日本ではなんといってもヨーグルトが有名ですが、ブルガリアの食の魅力はヨーグルトだけではありません。

長い歴史をもつ牧畜文化が育んできたブルガリア料理は、チーズをはじめとする乳製品や保存用の肉を使った料理が多いのが特徴。トルコ料理やギリシャ料理との共通点も多く、比較的マイルドな味わいから日本人の口に合いやすいといえるでしょう。

ブルガリアを旅行するなら、ぜひそうした伝統的なブルガリア料理の世界を楽しみたいものです。

ブルガリアの玄関口、首都ソフィアで伝統的なブルガリア料理が味わえるレストランが「ハジドゥラガノヴィテ・カシュティ(Hadjidraganov’s Houses)」。

ソフィア中心部、地下鉄ラヴォフ・モスト駅から徒歩すぐの静かな通りにたたずんでいます。

近代的な建物が並ぶソフィアに、突如として現れる大きな古民家レストランは存在感抜群。近くまで来たら、見落としようがないほどに目立っています。

入口付近にも古い農具などが展示され、まさに別世界の雰囲気。

ここハジドゥラガノヴィテ・カシュティは1886年に建てられた4つの民家を改装して誕生したレストランで、コプリフシティツァやメルニックといった、ブルガリアの伝統的な村や町の伝統家屋をイメージして造られています。

民族衣装や精巧な彫刻が施された椅子、古い窯などが並ぶ店内は、博物館さながら。中庭のテラス席を含め、おもに5つの空間に分かれていて、それぞれ違った趣が楽しめます。この内装を見るだけでも十分訪れる価値があるというもの。

火曜日から土曜日の20:30から24:00にかけては、ブルガリアの民族音楽のライブパフォーマンスも行われ、いっそうの盛り上がりを見せます。観光客にも地元の人にも人気の高いレストランだけあって、この時間に来店するなら予約がおすすめです。

ブルガリアの伝統料理ならほとんど何でもそろっているといっても過言ではなく、とりわけ肉料理の種類が豊富。豚肉、鶏肉、羊肉、牛肉それぞれにさまざまなバリエーションが用意されています。

前菜におすすめなのが、パンの器に入ったきのこのスープ。見た目にも楽しいこのスープは、限られたお店でしか食べることができません。

しかも、ハジドゥラガノヴィテ・カシュティではお店でパンを焼いているので、パン自体が焼きたてのアツアツ、サクサクでとってもおいしいのです。具だくさんの濃厚なスープにパンを付けていただきましょう。

スープが入っている内側のパンはしっとり柔らかく、部位によって異なる食感が楽しめるのも魅力です。

メインディッシュには、ブルガリア風ハンバーグ「キュフテ」を。トルコにも「キョフテ」と呼ばれる肉団子がありますが、こちらはびっくりするほど大きなハンバーグです。

豚肉のパテで作ったハンバーグの中に、小さく刻んだハムやイエローチーズが入っていて、ボリューム満点。付け合わせにグリルしたタマネギやジャガイモが添えられています。

ブルガリアの「キュフテ」は、ややスモーキーな香りが漂うのが日本のハンバーグとは違うところ。だんだんと、この独特の香りがクセになりそうです。

日本ではあまり知られていませんが、ブルガリアはヨーロッパでも屈指のワイン大国。すっきりとした飲み口のブルガリアワインや、ブルガリアの国民的蒸留酒「ラキア」とともに、おいしい料理を堪能してはいかがでしょうか。

ソフィアの中心で、田舎町にワープしたかのような空間で伝統料理が楽しめる、ハジドゥラガノヴィテ・カシュティ。ソフィアに行くなら一度は足を運んで損のないレストランです。

Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

お店 ハジドゥラガノヴィテ・カシュティ(Hadjidraganov’s Houses)
住所 75, Kozloduy street, Sofia
電話 + 359 2 931 31 48
営業時間 11:30〜翌2:00
http://www.kashtite.com/en

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