ホーム > mixiニュース > 経済 > 秋葉原 ミルクスタンドの歴史

なぜ秋葉原で牛乳? 駅ホーム自販機に酪王カフェオレ・飛騨パイン…経済成長支えた「ミルクスタンド」とは

226

2017年10月12日 07:11  ウィズニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ウィズニュース

写真JR秋葉原駅の総武線ホームにある自販機。各地の牛乳や乳飲料が並んでいる
JR秋葉原駅の総武線ホームにある自販機。各地の牛乳や乳飲料が並んでいる

 JR秋葉原駅の総武線ホームにある「自販機」が、ツイッター上で注目を集めています。並んでいる商品にお茶やコーラはなく、全国各地の牛乳や乳飲料がメインなんです。なぜ秋葉原で牛乳なのか? そこには戦後まもなくからサラリーマンたちを支え続けてきた「あるお店」が関係していました。

【拡大画像】自販機に並んだ商品を紹介。酪王カフェオレ・飛騨パイン・ヨーグルッペ……人気商品がズラリ!

酪王カフェオレもあります
 先月下旬、ツイッター上に投稿された画像。そこには秋葉原駅に設置された自販機が写っています。

 福島県民のソウルドリンクともいわれる「酪王カフェオレ」や、九州出身者におなじみの「ヨーグルッペ」などが商品として並んでいます。

 この投稿に対して、「こんなマイナーな物まで置いてるとは」「昔、好きだったコーヒー牛乳が映ってる」といったコメントが寄せられ、リツイートは6万5千、いいねは9万9千を超えています。

 この自販機を設置しているのは、高架下に本社がある「大沢牛乳株式会社」。総武線ホーム上にある店舗「ミルクショップ酪」も大沢牛乳が運営しています。

1日に500個売れます
 牛乳メインの自販機は上り・下りのホームにそれぞれ3台ずつ。「酪王カフェオレ」「ヨーグルッペ」「飛騨パイン」「みんなの牛乳」など、加工乳や乳飲料、発酵乳も含めて約40種類を扱っていて、1日に500個ほど売れるそうです。

 「もともとは雪印をメインで扱っていたんですが、全国のいいものを取り寄せて売りたいと考え、徐々に増やしてきました」と話すのは三代目の社長・大沢一彦さん(70)。

 店舗が営業していない時間でも買えるようにと設置した自販機。店舗は瓶入りがメインで持ち帰りができないため、自販機では紙パックの商品を販売しています。「今では自販機なしでは経営が成り立たない」と大沢さんは言います。

こんな歴史があります
 ホーム上に店舗がオープンしたのは1951年(昭和26年)。現在の大沢牛乳は販売のみですが、当時は埼玉で牛乳製造会社を経営していました。その直販店として、まず御徒町駅に出店。続いて出したのが秋葉原駅でした。

 お客さんの大半は朝夕の通勤客。あんぱんや中華まんなども取り扱っていて、「乗り換えの時間を利用して手っ取り早く朝食や栄養補給できる元祖ファストフード店として親しまれてきました」と大沢さん。

 なじみのお客さんの姿が見えると、注文を受ける前に牛乳を準備。中には、常連さんと結婚した店員もいます。男性客がほとんどですが、一気に3本飲み干していく女性もいるそうです。

 通勤途中のあわただしい中で少しでも時間を節約してもらおうと、瓶のふたを開けてからお客さんに提供。昔は針のついた独特の器具を使って紙製のフタを開けていましたが、今はプラスチックなので手で外してから渡します。

 「ちょっとしたことだけど、人の手によるサービスがミルクスタンドの魅力ですから。お客さんとの大事なつながりですよ」と大沢さん。

 話題になったことについて尋ねると、大沢さんは「驚いていますが、いい物を取りそろえたからこそかな」と笑いました。

あなたにおすすめ

このニュースに関するつぶやき

  • 何処に消費者のニーズがあるか分かりませんね〜���ʥѡ��� https://mixi.at/agkghHe
    • イイネ!0
    • コメント 0件
  • スタンドの方をよく使います。重要文化財だと思います。
    • イイネ!32
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(106件)

ニュース設定