みのもんたと久本雅美が司会を務める『秘密のケンミンSHOW〜10周年！ 超豪華３時間SP〜』（読売テレビ・日本テレビ系）が10月12日に放送され、その特番内の「千年の都 心に秘めた牛肉愛!? 京都府民の真実」というコーナーで、京都人の牛肉事情が紹介された。
結論から言ってしまうと、
「京都府民は日本一牛肉が好き」
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……らしく、「国内の牛肉購入金額」は堂々の（？）１位を獲得。……にもかかわらず、他の都道府県民はどうも「京都」と「牛肉」がイコールで結びつかない様子である。おそらく「京都の人は美味しい野菜のおばんざいや湯豆腐ばかり食べている」みたいなイメージをお持ちなのではなかろうか？
そんな「幻想」とも呼べる固定観念を、京都出身のケンミン（正確には「フミン」）スター・杉本彩は「京都は牛肉文化！」と一刀両断。「京都の街には至るところにすき焼きや焼き肉の名店がある」と“解説”した……のだそう。
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たしかに、大阪府出身でありながら、大学時代のほとんどをとある事情から京都で過ごし、今でも新幹線で帰省するときは新大阪駅ではなく京都で降りる、たま〜にデートや合コンでは「京都出身」と経歴詐称までしてしまうほどの京都好きな私からしても、「京都人の牛肉好き」は突出しているように感じる。その理由は諸説あるが、私がピンと来るモノは以下の３つである。
- 京都人も含む関西人のあいだでは「牛肉が一番高くて美味しいご馳走」という“牛肉信仰”が、いまだ根強く残っている（私も東京に出てきたばかりのとき、東京都民の自宅に招かれた際、いきなり豚のしゃぶしゃぶが出てきてびっくりした）
- したがって、見栄心やプライドの高い京都人は「一番高くて美味しいご馳走である牛肉」を客に振る舞う
- 近江や松坂や神戸といった牛肉の名産地から距離的に近い
あと、牛肉と同時に、京都は「パンの消費量」も国内で１位だと聞く。“都に住む人たち”だけに、牛肉やパンがまだ高価で珍しかった昔から「モダンなモノ」に飛びつきやすい、じつはミーハーな気質なのかもしれない。
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かくなるエセ京都人である私も、大切な友人や口説きたい女子をおもてなしする場合は、こういった京都人気質を正統に受け継ぎ、知る人ぞ知る京都の老舗高級すき焼き屋『三嶋亭』の料理法をゴメスなりにアレンジした「ゴメス流関西風すき焼き」、略して「ゴメすき」を振る舞うようにしている。お店で食べたら、二人で下手すりゃあ５万円超えだったりするんだが、自宅でやれば酒代込みでも１万円トントンで済むのがポイントである。念のため簡単なレシピを記しておく。リピーターが続出するほどに食してもらった人たちからは概ね好評だったりするので、興味のある方はゼヒともお試しいただきたい。
【ゴメすき：材料（２〜３人分）】
- 牛肉（100g千円以上） 400〜500g
- 醤油 適量
- 砂糖（和三盆か沖縄産黒砂糖）適量
- ビール 適量
- 牛脂 ２欠片ほど
- 卵 ４〜６個ほど
- 山椒 適量
- 一味唐辛子 適量
- 焼き豆腐 一斤
- しらたき １袋
- 生麩（必須！） １袋
- 長ネギ １本ほど
- きのこ類（何でも可。写真はブラウンエノキで） 適量
- 山菜（もしくはタケノコ） 適量
- 芹・三つ葉（違う野菜でも可。ただしクセの強いものがベター） 適量
【ゴメすき：つくり方】
- 鉄鍋が熱くなり始めたら牛脂を全面に敷く。
- 数枚肉を広げて、すぐ醤油を適量たらす
- 砂糖も素早く適量ふりかける
- ちょっとしてからビールも適量かける
- まだ赤身が残っているうちに卵に付けて食する。
- １〜５を何度か繰り返してから、今度は肉のとなりに、それ以外の具材を適量まんべんなく入れる
- ↑の具材にも醤油・砂糖・ビールを適量ぶっかける
- 残ったら白米に乗せて牛丼に
※ 甘味が足りなければ砂糖を加える、味が薄ければ醤油を加える、味が濃ければビールを加える
「適量」が多すぎて、あまり参考になりませんかね（笑）？ でも、適量でつくっていたら不思議なことに、何故か最後はいつも同じ味に仕上がっているのだ。
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