アラブ首長国連邦サッカー協会(UAEFA)は16日、空席だった同国代表監督に元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が就任したことを発表した。
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2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選で日本代表と同組だったUAE代表は3月にマハディ・アリ・ハッサン氏が監督を辞任。これを受けて5月にエドガルド・バウサ氏が後任監督に就任していたが、9月に辞任を表明し、W杯出場を決めていたサウジアラビア代表監督に鞍替えしていた。
UAEメディア『ナショナル』によると、UAEFAは空位となっていた代表監督の座に、バウサ氏が就任する以前にサウジアラビアをW杯へ導いたベルト・ファン・マルワイク氏を招聘する“監督交換”を狙っていたようだが、交渉は不調に終わったという。そこで日本や中国での経験を持つザッケローニ氏に白羽の矢が立ったようだ。
ユヴェントスやミラン、インテルといったクラブを渡り歩き、セリエA優勝経験もあるザッケローニ氏は2010年に日本代表監督に就任。翌年のアジアカップ制覇やアルゼンチン代表撃破、さらにはフランス代表、オランダ代表、ベルギー代表ら強豪国と好ゲームを演じ、評価を高めた。しかし集大成となった2014年のW杯ブラジル大会では結果を残せず、代表監督を辞任。2016年1月には中国スーパーリーグ・北京国安の監督に就任していたがわずか4カ月で解任となり、以降はフリーとなっていた。
UAE代表はアジア最終予選Bグループで4位の成績。最新のFIFAランキングでは72位につけている。