「不潔観」がかけ離れているヒトとの深いお付き合い

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2017年10月18日 01:00  citrus

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趣味だとか食の好み(味覚)だとかアルコールの摂取量だとか日々もしくは1週間1ヶ月のタイムスケジュールだとかが合うか合わないか……は、男女のお付き合いにおいて意外に“長続きの鍵”だとは、よく言われる。

 

だが、私はこれらに勝るとも劣らない重要な“相性”が、あと一つあると思う。それはズバリ「不潔観」だ。

 

たとえば、ちょっと古いが、今年1月にAmebaニュースに掲載された『あなたの彼は潔癖症!? 潔癖症かもしれない行動5つ』というタイトルのコラムがある。その「5つ」とは、以下のとおり。

 

  1. なんでもお箸で食べる(※お菓子もお箸で。手が汚れるのが嫌、その手がなにかを触れていないかが気になる…という理由)
  2. 極端に部屋に物が少ない(※いわゆる流行りの「ミニマリスト」。部屋内がごちゃごちゃしたり、ホコリが溜まるのが嫌)
  3. 常に除菌シート・アルコールスプレーを持っている
  4. つり革に掴まらない
  5. 家に呼びたがらない(部屋を荒らされるのが嫌)

 

さて。賢明なるcitrus読者のアナタは、彼氏や彼女が、実際にこういう人だったらどうだろう?

 

「それって普通じゃん!?」と軽く受け流せるならアナタとの相性はバッチリである。

 

「それってヤリすぎでしょ!」と引いてしまうなら、わりと危険信号である。

 

「まだまだ(衛生管理が)甘すぎでしょ!」とダメ出しをしてしまうのも、やはり危険信号である。

 

要するに、世間一般の平均値的目線から見れば「異常なまでの潔癖症」であっても、おたがいの極端度数が同じだったら、その二人は他人がなんて言おうと「お似合いのカップル」なわけだ。そして、「お似合いか・お似合いじゃないか」を分ける不潔許容ラインを、私は「不潔観」と呼んでいる。

 

過去の私のつたない経験値から照らし合わせるに、この不潔観があまりにかけ離れているヒトとの深いお付き合いは、恋人であれ同性の友人であれ、けっこうきつい。性癖レベルの根元的な部分ゆえ、趣味や酒量や生活リズムのように、努力次第でどうにか変えられるシロモノではないからだ。

 

Yahoo!知恵袋に、21歳の女性が「付き合って半年の25歳の長身イケメン彼氏が極度の潔癖症で…」と悩みを打ち明けていたが、その回答者である、やはり潔癖症らしい46歳の彼氏と付き合っているという女性は、

 

「好きならとことん付き合ってみたら? そのうち慣れるか本気で嫌いになるか、悩まなくてもハッキリする」

 

「(回答者は)長く一緒にいると(彼の潔癖症にも)慣れてきた」

 

「私の彼氏は年齢のせいか最近は潔癖症やってる体力もなくなってきた」

 

……みたいなアドバイスをされていた。なるほど、長期間のパートナー関係(結婚も含む)が続けば潔癖の格差が埋まっていくこともある、加齢による体力と気力の衰えは潔癖にかけるエネルギーをも削り取っていく……という説は、じつに新鮮である。なぜなら、私はこれまで不潔観が大きくかけ離れた女性と一人も付き合ったことがないので、「潔癖に慣れる・萎える」の感覚がよくわからない。

 

ちなみに、私の不潔観を具体的に示す事例をいくつか頭に浮かぶだけ並べてみると、

 

  • 洗濯してないバスタオルを二度使いできる
  • 彼女や嫁ならバスタオルの共有は問題ない
  • シャワーを浴びなくてのセックスも大丈夫
  • 素手で料理や食材を掴むのは全然OK
  • 公衆トイレのナマ便座に躊躇なく座れる
  • ぶっちゃけ、おしっこなら手を洗わなくても平気
  • 他人が使った歯ブラシはさすがに使えない

 

……といったところだが、ここらへんの感覚を共有できる女性と一緒にいるのは、とても楽チンで心地良い。一方で、上述した私のカミングアウトに「あり得ない!」と鳥肌を立てる女性と衣食住を共にできる自信は、正直言ってまったくない。バスタオルをマメに洗ったり、おしっこしてから手をかならず洗うくらいは、なんとか譲歩できそうだが……これって本当に慣れるのか? 慣れてくださるのか? 皆さまの忌憚ない意見、体験談をお聞かせ願いたい。

このニュースに関するつぶやき

  • 価値観は人それぞれなので当事者同士が擦り合わせりゃいい。とりあえずこの記者が抜群に不潔で近寄りたくないオッサンなのはよくわかった。記者なら取材で相手と握手することもあるんじゃないの?
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