デジタル版のスポーツ報知によると、タレント兼パーソナルトレーナーの紅蘭(くらん=28)が10月18日放送の『良かれと思って!』(フジテレビ系)に出演し、かつて自らが公言した「付き合う相手は一度エッチしてから」発言の真意について語った……らしい。
不勉強ながら私はまったく知らなかったのだが、どうやらこの草刈正雄の娘である紅蘭というヒトは、過去にとある番組で
「私はあまり人を好きにならないけど、付き合いたいと思ったら先にHして、それからちゃんと付き合うんだよ」
「やってみないとわかんないから。セックスというのはとても大事なものだから」
「現に今までそうやってきた。もし(セックスが)合わなかったらどうするの?」
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……などと明け透けな持論を展開して、他のゲストであった元AKB48の高城亜樹やらを仰天させ、その後はネット上でもちょっとした炎上騒ぎになったようである。
当番組でも、紅蘭は
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「エッチしてから付き合うのが普通だと思っていた。でも、そう言ったら大バッシングを受けて…」と戸惑いの表情。「私は結婚を前提にいつも(男性とは)付き合うので、最初からエッチができます」と、その理由を説明した。
……のだそう。ホスト役の一人であるカズレーザー(33)は、そんな紅蘭の揺るがない信念に「我々は全面的に支持します」と賛辞の声を贈ったというが、私も遅ればせながら全面的に支持したい。
あんなにも爆乳な、でも四肢はスラリと長くウエストもギュッと締まった日本人離れしたナイスバディの持ち主である彼女の口から「付き合う相手は一度エッチしてから」なんて際どいエロなセリフを聞けただけで、もうそれは充分オカズとしても機能する……ってえのは、たしかにある。
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が、真面目な話、相手がどんなセックスをするかがまだ不透明な状態で「私たち恋人同士です」みたいに躊躇なく公言してしまうカップルを目の当たりすれば、余計なお世話とは言え、そのあまりにチャイルディッシュなメンタルと、あまりに脆弱な関係に、“二人の今後”をついつい心配してしまう。紅蘭よろしく「それって本当に付き合っているわけ? ソッチが合わなかったらどーするの?」……と。
「これまで“不合格”だった男性は2、3人いる」とも紅蘭は告白するが、よくよく考えてみれば「“付き合う”という契約を交わしてから、いざセックスへと到ったは良いものの、なんとなく肉体的相性が合わなくてフェイドアウトしてしまうカップル」と結末は一緒だったりする。実際、そういうケースはわりに多かったりするし、“契約”前に“試し乗り”をさせてもらえるぶん、むしろ紅蘭のほうが「相手へのホスピタリティ」の面では良心的だとも言える。
さて。ちなみに私が今回のこのニュースで、もっとも素晴らしいと感動を覚えたのは、やはりホスト役を務める劇団ひとりによる「(エッチして“不合格”だった男性は)どのへんが失格なんですか?」という問いに対する、紅蘭の名回答である。
「リズム感っていうか…」
いっけん抽象的で、バラエティ番組的にはダメなリアクションにしか聞こえないかもしれないが、私はコレ、ものすごく本質を突いた深い意見だと猛烈に同意する。そう。セックスの相性とは、「僕は○○(※←「○○」には適当な前戯名を入れましょう)してほしいのに、彼女は○○してくれなかった」みたいな、AVの観すぎによる安直な変態度数の線引きなどでは決してなく、人間、いや動物が本能レベルで身につけているリズム感に尽きるのだ。しかも、このリズム感はセックスだけじゃなく、日常生活のあらゆるシーンにも、少なからずの影響を及ぼしていくものなのではなかろうか。