23日、FIFA(国際サッカー連盟)の年間表彰式「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ2017」が行われ、男子年間最優秀選手賞に輝いたレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、報道陣に対して喜びを語った。大手メディア『ESPN』が伝えている。
昨シーズンの公式戦で46試合に出場し、42ゴールを記録したC・ロナウドは、5年ぶりのリーガ・エスパニョーラ優勝と史上初のチャンピオンズリーグ連覇に大きく貢献。2年連続での最優秀選手賞受賞となり、FIFAバロンドールを含めて、バルセロナのFWリオネル・メッシと並び最多5度目の“世界一”に輝いた。
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同選手は度々持ち上がる“メッシとの比較論”に対し、「彼に勝つために戦っているわけではない」と冷静にコメント。「彼と僕は、同じ時代を生きている選手というだけ。彼も僕も5度“世界一”に輝いたというだけ」と比べることが無意味であるとの見方を強調した。
「僕はすごく幸せなんだ。前にも言ったけれど、僕は今、世界一のクラブでプレーできているから。ここ数年は、自分がハイレベルにいることを証明するための大舞台も沢山あったしね。フィジカル面でも良いコンディションをキープできている」
「だから僕はいつも淡々と、自分のやるべきことに集中している。明日何が起こるかは分からないから、今を精一杯エンジョイするんだ」
終始メッシをライバル視していないことをアピールしたC・ロナウドだったが、最後に記者から「2人の時代はいつ終わりを迎えるのか?」という質問を受けると笑みを浮かべ、「まだ終わっていないよ。むしろ始まったばかりだ」と答えたという。
フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』との契約満了でFIFAバロンドール(年間最優秀選手賞)が終了したため、FIFAは昨年度から、新たに「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ」を設立。バロンドールの授賞式は2018年はじめに実施され、C・ロナウドとメッシはバロンドールでも候補者30名に選出されている。