【結婚・離婚の幸福論】鹿賀丈史も熟年離婚。「本当に離婚する必要があるか」を見極める3つのチェックポイント

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2017年11月08日 19:00  citrus

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俳優の鹿賀丈史さんが、数年前に一般女性の妻と離婚していたことが報道されました。現在の心境について「家族というのは大事なもの。家族のために(仕事などを)頑張る、という方もいる」と鹿賀さんは語ったうえで、「(自分の場合、今は)そういう意味では独りで気楽かな。今は、そういう気持ち。考える時間が多く持てたりするので」とのコメントも。結婚というシステムから卒業した大人の心境といったところなのでしょうか。

 

ところで、鹿賀さんのように、50代、60代にさしかかり、離婚という選択をする夫婦は少なくありません。子どもの自立や夫の定年退職、親の介護などをきっかけに、「そろそろ自分らしい人生を歩んでみるタイミングが来たのではないだろうか」と思う大人の男女もいるというわけです。

 

ただし、自由な生活への憧れや勢いだけで離婚を決めることにはリスクもあります。私自身も離婚経験者だから理解できるのですが、実際に離婚をするには相当なエネルギーが必要になります。治ることのないDVや、たび重なる浮気グセといった許しがたい理由がない限り、危機を迎えている今の夫婦関係を修復したり改善したりしながら、折り合ってうまくやっていくほうが心のダメージはずっと少なく済むものです。

 

「それでも、もう無理! もう離婚するしかない!」というところまで追い詰められてしまった場合、最後にもう一度だけ次の3つのことを振り返って、精神的な面と物理的な面からセルフチェックしてみることをおすすめします。念には念を入れて準備をしてからでも、離婚という行動を起こすには遅くはないのです。

 

 

■離婚に踏み切る前のセルフチェック3つのポイント

 

1.「離婚した後、どうやって生きていきたいのか?」をハッキリ描けるか?

離婚は、目の前の苦しさから逃れる手段ではありません。なので、もしも離婚をすることが目的になっているなら、まずは一度立ち止まってみること。そして、「離婚したその先に、どう生きていきたいのか?」を明確にイメージすることです。「離婚して幸せになる!」という強い覚悟ができていない場合は、今の夫婦関係を修復することを考えてみるほうがいいでしょう。

 

2.「離婚した後、生活していく方法はあるか?」を計算できているか?

離婚をした後になって、「いざ働かねば!」と思っても、自分の希望や環境に折り合う就職先はなかなか見つからないもの。離婚後の生活を安定させるためにも、経済的な環境は離婚をする前に整えておく必要があります。もしも、パートナーに離婚話を切り出すなら、その前に相手からの慰謝料や養育費をカウントしなくても、経済的に自立できるような手段や方法を考えておくことがポイントです。

 

3.「頼れる人が周りにいるか?」を具体的に考えているか?

離婚経験者や信頼できる友人はいざというときに頼りになるもの。自分のことを理解してくれている相手の言葉やアドバイスは参考になるだけでなく、心の支えにもなるからです。精神面のサポートはもちろん、実家があることや相談できる兄妹がいることも重要です。もしも、そうした環境にないのであれば、夫婦問題のプロや専門家に頼るという手もあります。

 

いずれにしても大切なのは、離婚を決める前に準備を整えておく、ということ。まずは本当に離婚する必要があるかどうか、という点から見直すことも欠かせません。

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