【柏vs磐田プレビュー】柏はリーグ戦5試合ぶりの勝利なるか…磐田は今季リーグの敵地戦で7勝5分3敗と好調

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2017年11月17日 18:36  サッカーキング

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柏は負傷で離脱していたキャプテンの大谷秀和が復帰予定。攻守が引き締まるのは間違いない [写真]=J.LEAGUE
■柏レイソル 平均年齢が若いチームを経験豊富なベテランが引き締める

【プラス材料】
 リーグ中断期間中、柏は直近のリーグ戦で4試合勝てていない原因を見直し、攻守両面における課題の修正に着手してきた。天皇杯準々決勝の川崎戦(1−0)で存在感を示した中川寛斗は変わらず好調を維持。また、負傷により天皇杯を含む公式戦3試合に欠場していた大谷秀和が、中断期間中にけがが癒えたことで今節はスタメンへと戻る。チームの大黒柱であるキャプテンの復帰は何よりのプラス材料だ。

 さらに今節は、鎌田次郎、栗澤僚一が起用される可能性も出てきた。柏は平均年齢が23歳前後の若いチームだけに、一旦歯車が狂うと調子を取り戻すのに時間を要する傾向があるが、現在の4試合未勝利のチーム状況を考えれば、経験豊富なベテランの存在は非常に心強い。

【マイナス材料】
 現在リーグ戦4試合未勝利と苦しい状況にある。特に前々節大宮戦(1−1)、前節川崎戦(2−2)はともに終盤までリードしていたにもかかわらず、相手のパワープレーを跳ね返すことができずに試合終了間際に痛恨の同点弾を浴びて勝ち星を逃した。耐え切れない守備の脆さが、今の柏の大きな課題となっている。

 また、ここにきてけが人が多く出ている点も気がかりだ。リーグ中断前に戦列を離れた武富孝介、ユン・ソギョンに続き、今週のトレーニングでは中谷進之介とキム・ボギョンも別メニュー。下平隆宏監督は「使えない状態ではないので、ギリギリまで様子を見る」と話しているため、そこまでけがの状態は重くはないようだが、攻守のキーマンを欠くとなれば、その痛手は決して小さくはない。

文:鈴木潤

■ジュビロ磐田 リーグ中断期間で負傷者が復調、今節勝てば柏との順位が逆転

【プラス材料】
 リーグ前節は大雨が降る悪条件のなか、試合巧者の横浜FMに2−1で逆転勝ちした。リーグでは6戦負けなしと好調を維持している。柏戦に向けても、ACL出場権を争うライバルを立て続けに破ろうと士気は高い。

 3週間の中断期間は調整が中心だった。10月25日の天皇杯準々決勝横浜FM戦(0−1)で右足首を負傷した高橋祥平が復活し、足に慢性的な痛みを訴える川又堅碁も復調。一時期、体調不良で練習を回避した選手もいたが、今節に影響はなさそうだ。

 今節当日は雨予報。今季は雨の日に強く、5勝1分と無敗だ。柏には5月のホーム戦で0−2と敗れたが、今季は前半戦で負けたチームに3勝1分と雪辱を果たしている。敵地での柏戦も2009年以降負けなし。相性の良さを生かしたい。

【マイナス材料】
 リーグ戦は昨季のJ1復帰後、柏相手に3戦未勝利。5月のホーム戦も0−2。シュート数で上回りながら決定機を逃し続け、無得点で敗れた。

 柏の日本代表GK中村航輔は磐田にとって大きな壁となっている。J2時代の2015年は、中村が期限付き移籍していた福岡と対戦した際に1点も取れなかった。昨季は2試合で3得点を挙げたが、2得点したジェイは札幌へ移籍。勝利を手にするには天敵攻略が欠かせない。

 10月25日の天皇杯準々決勝横浜FM戦で左腓腹筋を肉離れした元日本代表MF山田大記は15日の練習で合流したが、調整不足もありベンチ入りは見送られる見通し。勝てば順位が逆転する相手との重要な一戦で、攻撃の切り札を欠くのは痛い。

文:totoONE編集部

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