11月は、ボジョレーヌーボー解禁の時期です。赤ワインには、活性酸素の働きを抑制する働きのあるアントシアニン、高い抗酸化作用のあるレスベラトロールが含まれるため、総じてアンチエイジングや美肌などの美容効果も期待でき
ます。
赤ワインは、糖質もビールなどに比べると低め。ダイエット中でも罪悪感にとらわれることなくお酒を楽しむことができますね。今回は、そんな「赤ワインの魅力
」を3つご紹介します。
(1)アンチエイジング効果に期待
赤ワインには、ポリフェノールの1つであるアントシアニンやレスベラトロールが含まれています。ポリフェノールが多く含まれるのは、ブドウの果皮や種子。そのため、ブドウを丸ごと発酵、熟成させた赤ワインは、果皮と種子を除いて発酵させた白ワインに比べて、ポリフェノールの含有量が多いのが特徴
です。
また同じ銘柄のワインでもビンテージワインの方が抗酸化力の高いことがわかっています。アントシアニンは活性酸素の働きを抑える力が強く、肌老化の予防にも効果が期待
されています。
|
|
レスベラトロールも細胞の酸化を予防し、肌弾力の改善が見込める
など、総じてアンチエイジング効果が期待できるといえます。
(2)健康効果もいろいろ
「フレンチ・パラドックス」という言葉を知っていますか? フランスのルノー博士の論文のタイトルに用いられてから広く使われるようになった言葉ですが、フランス人は動物性脂肪の摂取量が多いのに心臓病にかかる人が少ない
という現象を表した言葉です。その理由の1つとして挙げられているのが赤ワインです。
ルノー博士の論文以来、研究が進み、赤ワインに含まれるポリフェノールにLDL(悪玉コレステロール)の酸化抑制効果がある
という論文が数多くだされています。
また、ポリフェノールの他、ワインに含まれるペプチド類は、脳の神経細胞を保護し脳機能を改善する
という報告もあるようです。
|
|
ただ、ワインの健康効果を期待するなら1日2杯が適量なようです。飲み過ぎはNG
ですのでご注意を。
(3)ダイエット中でも安心
ビールや日本酒に比べると、赤ワインは糖質量が控えめでもあります。ワインの中では白ワインやロゼよりも赤ワインの方が糖質は少ないようです
。
ダイエット中で糖質を控えたいという時のご参考にしてくださいね。
美容効果や健康効果を見込める赤ワイン。ちょうど、ボジョレーヌーボー解禁の時期でもあるので適量を楽しまれてはいかがでしょうか。
|
|
(ベジ活アドバイザー生井理恵「食べてキレイになる料理教室」主宰。食べて美人になるレシピには定評があり、企業へのレシピ提供・商品監修を多数手掛ける他、講演やセミナーも精力的にこなす。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」がある。)
- Life & Aging Report
- Life & Aging Report 関連ニュース
- バルサミコとワインの違いは?プロが教える「酢」の種類
- ワインにもビールにも!秋フルーツの簡単おしゃれレシピ3つ
- 捨てずに有効活用!飲み残した「ワイン」の上手な利用法4つ