日本で最も人口が多く、たくさんのママが住んでいる東京都。
そんな東京23区の子育て支援情報を紹介するシリーズで、前回は杉並区をご紹介しました!
今回は東京の中心にある港区のご紹介です。港区というと、六本木・麻布・白金などのキラキラした街が並ぶエリアです。
あまり子育てのイメージがないかもしれませんが、実は住宅街もたくさんあり、子どもが遊ぶ場所も意外とたくさんあります。また、自治体の妊娠・出産・子育ての助成も手厚いんですよ!
東京の真ん中で子育てをしたいママに向けて、港区の子育ての支援制度についてお伝えします。
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区のホームページって開いてみると、色々と書いてあるけど、どこを見たら良いのかよく分からないってことありませんか?
港区の場合は区のホームページの「子ども・子育て」ページをチェックしてみてください。
病院で妊娠が確実に分かったら、早めに区の窓口に申請に行きましょう。
母子健康手帳と母と子の保健バッグ、港区妊娠・子育て情報が入ったクリップファイルがもらえます。
筆者は港区民なのですが、最初にもらうたくさんの冊子には、ワーママには重要な保育園の情報なども全て載っています。
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また復帰する前にも・専業主婦の方でも使える一時保育の情報なども、色んな情報が盛りだくさんです。
妊娠中に熟読しておくことをオススメいたします。詳しくは区のホームページの「妊娠届」ページでご確認ください。
出産・子育てサポートの各種制度は国・都道府県・市区町村とそれぞれのメニューがあり、何がなんだかわからなくなってしまうことがありますよね。
今回は“超基礎編”ですので、国・東京都が定めた代表的なサポート制度の概要と、港区でのサービス内容を以下に記載していきます。
具体的には、(1)妊婦健康診査、(2)子ども医療費助成、(3)認証保育所保育料・区補助対象保育室等の助成、(4)私立幼稚園保育料などの補助、の4つについて触れていきます。
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それぞれ助成を受けるための手続きが異なりますので、区ホームページの内容をしっかり確認してください。
(1)妊婦健康診査
その名の通り、妊婦健診などに要した費用の一部を負担してくれる制度です。
港区では
・妊婦健康診査:14回
・妊婦超音波検査:2回
・妊婦子宮頸がん検診:1回
に対する助成制度が用意されています。
妊婦健康診査受診票等は都内契約医療機関で妊婦健診を受ける際に利用できるもので、妊婦健康診査に係る費用の一部を助成してくれます。(公費負担限度額を超えた部分の費用は自己負担となります。)
詳細は、区のホームページ「妊婦健康診査(都外医療機関又は助産院での受診に限る)費用助成制度」ページでチェックしましょう。
(2)子ども医療費助成
中学3年生までの児童が医療機関等で診療を受けた時、保険診療の自己負担分を渋谷区が助成する制度です。(通院・入院・入院時の食事負担金)
東京都では0〜6歳までの『マル乳(乳幼児医療費助成制度)』、と6〜15歳までの『マル子(義務教育就学児医療費の助成)』に分かれています。
下記のような場合は後日領収書と共に区に助成申請をすることができます。
・入院時に食事療養費を支払ったとき
・都外の医療機関等で診療を受けたときや、乳幼児医療証及び子ども医療証の提示ができず、 健康保険適用の自己負担分の医療費を支払ったとき
・医療証を取り扱わない医療機関等で受診したとき
・東京都外の国民健康保険及び国民健康保険組合に加入している方
・何らかの事情で医療費全額(10割)を支払い、その後、加入している健康保険組合等から 療養費の支給を受けたとき(申請に必要な書類等はお問合せください。)
詳細は区ホームページ「乳幼児・子ども医療費助成」をご覧ください。
(3)認可外保育施設・認証保育所保育料の助成
港区では一定の基準を満たしている場合に、認証保育所・認可外保育施設の助成金が出ます。
◆認可外保育施設の場合
東京都の認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書の交付を受けている認可外保育施設(以下、「東京都の基準を満たしている認可外保育施設」という。)に入所している児童の保護者を対象に、認可保育園等保育料と認可外保育施設保育料又は助成基準額のいずれか低い金額との差額が助成されます。
その金額は3歳児未満は10万円、3歳児以上は9,700円です。
おそらく都内で1番大きな金額かと思います。
所得によりますが、0-2歳児の場合は最大で10万円の助成金が出ますので、認可外保育施設の保育料が15万円の場合は、差額5万円が自己負担ということです。
ただし港区の認可外保育施設の保育料は20万円前後が標準なので、助成が出ても毎月の手出しは10万円くらいになるかもしれません。
◆認証保育所の場合
所定の条件を満たしていれば、港区は認可保育園等保育料と認証保育所保育料との差額が助成されます。
ということは、認証保育所なのに、認可保育園と同じ保育料で通えるということです。
港区の待機児童は去年までほとんどいなかったのですが、今年度からかなり多くなりました。
認可保育園に落ちた場合にも、ご紹介したように認可外保育施設・認証保育所の助成がけっこう手厚いので、他の区よりも負担は少ないのかもしれません。
詳しい条件などは区のホームページの「認可外保育施設保育料助成制度について」「港区認証保育所保育料補助金について」ページでご確認ください。
(4)私立幼稚園保育料などの補助
港区では、区内にお住まいで私立幼稚園に通うお子さんの保護者に対し、「私立幼稚園就園奨励費補助金」と「私立幼稚園等園児保護者に対する補助金」の2種類の補助金を交付しています。
住民税額・兄弟の人数によって、助成額は変動しますが
・保護者補助金は一律226,400円(年額)
・就園奨励費補助金は62,200〜308,000円(年額)
詳しくは区のホームページの「私立幼稚園等に通う園児の保護者を対象にした補助金(平成29年度)」ページをご覧ください。
まず港区ならではの大きな助成といえば、出産費用の助成です。
通常、出産一時金は42万円の自治体が多いのですが、港区民であれば、最高でそのプラス18万円がもらえるので、60万円が上限で助成されます。
60万円未満の出産費用、例えば59万円であればその全額の59万円がもらえるので実費がかかりません。
都内での出産費用は高いので、この助成はかなりありがたいです。
ちなみに、妊娠6ヶ月頃に筆者は港区に引越しましたが、港区に転入して1年経てばこの助成が適用されるので、出産後半年くらいして申請をし、プラス18万円をもらうことができました。
詳しくは区のホームページ「出産費用の助成」でご確認ください。
また、港区は2人目が最も作りやすいと言っても過言ではありません。というのも、出産費の他にも、保育料の大きな助成があります。
なんと2人目の保育料が無料です!
これはどこの区も実施していない、港区ならではの大きな助成で、ワーママにとってはかなり嬉しいものです。詳しくは区のホームページの「保育料」ページをご覧ください。
いかがでしたか?
妊娠・出産・育児に関する助成金は、自治体によってかなり差があるので、もし引越しを検討されている方は事前に自治体のホームページで助成額など細かくチェックしておくことをおすすめします。
都会である港区はやはり家賃も高めですが、妊娠・出産・子育ての助成も手厚いので、子育てしやすい街だと思います。
都内の主要な場所にも、短時間でどこにでも行けるのも魅力の1つ。
ぜひ参考にしてくださいね。
【参考・画像】
※ 子ども・子育て – 港区ホームページ
※ Syda Productions / Shutterstock
※ 著者撮影
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