上野動物園は20日、6月に誕生したジャイアントパンダの赤ちゃん「シャンシャン」の身体測定結果と近況を公開した。
160日齢を迎えたシャンシャンは、11月19日に18回目の身体検査を実施。前回11月9日の測定で9.9キロだった体重は、初めて10キロを超え10.6キロとなった。体長は激しく動くため測定できず、前々回の77.8センチ以降は不明となっている。
丸太の頂上に登れるようになっていたシャンシャンは、木登りにチャレンジ中。丸太の上から隣の木に前足をつき、残った後ろ足をピンと伸ばして体を支える。その体勢から後ろ足も片方ずつ木にかけ、なんとかしがみつくことに成功。さらに上を目指そうとしたシャンシャンだったが、ずり落ちて尻もちをつくという愛らしい姿を見せている。
また、シャンシャンは12月中旬以降の一般公開に向けた練習も継続している。休園日や開園前には、室内展示場の観客通路側に面したガラスのシャッターを開閉して、人の姿や声などに慣れるようにしている。