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夫婦でのお金の管理をする際、月々の夫の給料を全て家計に入れてもらい、その中から夫へ小遣いを渡している、という方も多いと思います。
KDDIの調査(25〜39歳の男女で、結婚当時に妊娠またはお子様がいなかった方 400名)『家計に関するアンケート』によれば、「財布にひもを握るのはどっち?」というアンケートを行った結果、「妻が一括管理」が37.5%と最も多く、次に「共同管理」30.0%となりました。
妻が家計を管理する家庭が多いようですが、そのせいで夫婦間でモメたりトラブルが起きたり、ということもありますよね。
今日は夫婦カウンセラーで1,000人以上のカウンセリング実績をもつ筆者が“お小遣い制”を導入している方へ、お小遣い制を上手に運営するコツについて事例を交えてお話したいと思います。
お小遣い制を導入している家庭で“あるある”なやりとりは、次のような感じではないかと思います。
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例えば
夫:「もっとオレの小遣いを増やしてくれよ」
妻:「家計的に無理よ」
というパターンや
夫:「今月はもう少しプラスして欲しいんだけど……!」
妻:「え!? 毎月ちゃんとあげてるのにもっと必要なの?」
というやりとり。これって、お互いの立場や大変さを分かっていないために起こることだと思うのです。
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お小遣い制を導入している家庭は多いと思うのですが、まずは“何のために”小遣い制にしているか? そして”それに同意しているのは誰か?”をハッキリさせることが大切だと思います。
何のためにというのは、例えば夫婦で「家を建てたい」とか「新車を購入したい」という共通の目標があって、そのためにお金を貯めているということが“目的”です。
またハッキリとした目的がなくても、例えば「夫はお金の管理が苦手だから」「面倒くさいから」お金の管理を妻に任せている、あるいは「妻の方が時間的に余裕があるから」家計を任せているという場合もあるでしょう。
どちらにしても女性側としては「妻にお金の管理を任せている=信頼されている」と思ってください。逆に言うと信頼してなければあなたには任せていないからと言えるかもしれません。
冒頭で「お互いの立場や大変さを分かっていないために」お金でモメてしまうとお話ししました。
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「私はこれだけ頑張ってるのに」とか「オレは外で働いてきているんだ!」と言って戦ってしまうと「オレが稼いでくる金なんだからもっとくれよ」がまかり通るし、それに対して「じゃあもっと稼いできてよ!」なんて言った日には、“夫婦大戦争”が勃発します。
●この大戦争を回避するためには?
(妻側)
夫が家庭の外で働いてくれていること、通勤電車や車の渋滞もありながら毎日頑張ってくれていること、その頑張りの上で自分の時間の大半をかけて稼いでくれた、そうした大切なお金を、家計としてあなたに渡してくれているということを理解することが大事です。
(夫側)
毎日自分の仕事や家事・育児にプラスしてお金の管理をしてくれていること、日々栄養のとれた食事を作ってくれたり日用品を買ってくれていることなどを理解する必要があります。
このように、お互いの頑張りへの思いや感謝があれば不平や不満は生まれにくいです。
なので、夫から妻への言葉としては「いつも家庭を守ってくれてありがとう。」と感謝の気持ちを伝える。
その上で「悪いけど今月は会社の飲み会があるからプラスしてくれないか?」といえば奥さんも「しかたないなぁ」という気持ちになりますよね。
また逆に夫へは「いつも仕事お疲れさま。いつも家族のためにありがとう」と伝えた上で「これだけなら出せるけど、今月は○○にお金が必要だったからあまり余裕がないの。ごめんね」と、理由と証拠を出して話せば、男は理屈・理論で理解する生き物なので、夫は分かってくれるはずです。
感謝と理由。試してみてくださいね!
【参考・画像】
※夫婦400組の家計管理 財布のひもを握るのはどっち? – au
※ sakkmesterke、fantom_rd / Shutterstock
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