AV女優の7割が自ら志願している!? それでも強要問題が終わらない理由

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2017年11月22日 01:00  citrus

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「忙しい人は見ないでください」、すなわち「仕事や趣味やデートや睡眠をそっちのけにしてしまうくらい面白い」というフレコミをキャッチコピーとする情報サイト『ネタりか』をスクロールしていると、

 

『名倉潤が持論「AV業界はユーザーを育てすぎた」』……なる、ちょっとだけ私の興味をそそる、意味深なタイトルがおどっていた。さっそく読んでみると、お笑いトリオ・ネプチューンの名倉潤が、11月16日に放送された『じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜』(テレビ東京系)に出演した際、「出演強要問題」で揺れるAV業界について、上記のような自身の分析を展開した……のだそう。

 

なんでも、現在のAV界は、女優にみずから志願してくる女性が、なんと! 約7割もいるらしく、残り約3割がスカウト──そんなにも「希望して足を踏み入れる女性」が多いなかで、なぜ強要問題が起きるのか? その要因を番組中、AV業界に詳しいノンフィクションライター・中村淳彦氏はこう語っている。

 

「(とにかく)男性ユーザーの要望が青天井なんですね。かわいい子が出たら、もっとかわいい子を出せ、ってのが。(とくに)日本人の男性は素人とか何も知らない(っぽい)子が好きだから、(本来)AVに出るべきでない子を無理矢理出させる、ということが起きている」

 

そして、この中村氏の談話を受け、名倉が、

 

「日本のユーザーを育てすぎたのよ、AV業界は、贅沢に」

 

「昔は脱ぐ人って言ったら、ロマンポルノでも2〜3人で回して、脱ぐってだけでもすごかったのに、今は強要して何百人もかわいい子、かわいい子、かわいい子って、(ユーザーを)育てすぎたてるから。かわいい子7人で1年間やればええやんって思わへん? オレ見いへんからわからんけど」

……と、荒々しく〆たのが、おおかたの経緯であるみたいだ。

 

たしかに、ロマンポルノ時代と比べ、昨今のAVでは信じられないほど桁違いに“かわいい子”が、ポルノ映画の何倍も激しいプレイを惜しげもなく披露している。

 

ただ、「男性ユーザーが育ちすぎている」のは、結局のところ「かわいい(=素人とか何も知らない子)」へとベクトルを向けた層が突出しているだけで、だからこそ「元グラドル」「元女優」「元S○E48」……などの冠がない、「かわいい」といった曖昧な概念のみで“なんとなく括る”しかない女性を「志願してきた・スカウトしてきた」にかかわらず、片っ端からツバを付け、青田買いせざるを得ないがゆえ、この手の「どさくさにまぎれて撮っちゃいました」ってケースが頻繁に発生してしまうのであろう。

 

ちなみに、中村氏いわく、近年AV女優は“飽和状態”の供給過多──使い捨てされているのが実状で、約4000人もいる女優の7〜8割はまったく仕事がないという。

 

とりあえずは、「かわいい」以外の、その他の「熟女系」だとか「ギャル系」だとか「痴女系」だとか「ぽっちゃり系」だとか「ちょいブス淫乱系」だとか……そういう多様性を含んだ部分で男性ユーザーを育てることが、AV女優のいびつな「雇用問題」にも同時に着手できる一番前向きな解決法だと思うのだが、これはあくまで“理想”であって、正直リアリティーの面では……薄い。いったん「かわいい」という価値観のみで育ってしまった男性ユーザーに、今さらマニアックな嗜好・性癖を植えつけるのは、おそらくかなりの困難を要するからだ。

 

したがって、ここはもう政府レベルの権力が「表現の自由」やら「職業選択の自由」やらも無視した、相当に強硬な姿勢をもって、AVの現場へと介入するしかないのではなかろうか。

 

当然、容姿のレベルは見る見るうち落ちていくに違いない。名倉が言う「かわいい子7人で1年間まわす」なんて事態も、決して冗談ではなく、充分にあり得るかもしれない。しかし、人間はイザ劣悪な環境に置かれてしまえば最後、案外ソレに慣れてしまう生き物でもある。実際、私ら50代世代は思春期のころ、自動販売機で売っていた活版印刷のエロ本に登場していたオバチャンのヌードで、充分な満足感を得ていたのだから……?

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