割引券やクーポン、ポイントを統一化する画期的な仮想通貨「GATCOIN」

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2017年11月22日 07:02  Techable

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「GATCOIN(ガットコイン)」は、従来の割引券やクーポン券、ポイント、スタンプなどに代わる画期的な仮想通貨だ。

2018年10月からシステムを完全稼働させることを目標とし、香港で2016年11月から開発がすすめられている。
・割引券やクーポン、ポイントを仮想通貨化
「GATCOIN」は、消費者に向けて発行される多種多様な券やポイントを統一化するだけでなく、第三者との取引を可能としているのが特徴だ。

具体的な流れとしては、小売店などの事業者が、割引券やクーポン券、付与ポイントとして、デジタルトークン(電子的に成立した代用貨幣)を消費者に発行。

独自のテクノロジー「A-Drop」により、ユーザーの位置情報や購買傾向などに応じて、特定の消費者層をターゲットに、これらのデジタルトークンを自動発行することもできる。

消費者は、専用スマホアプリ「GAT Wallet」を通じて、従来、複数の事業者から別々に発行されていた割引券やクーポン券、ポイントなどを、統一されたデジタルトークンとしてまとめて管理。

また、不要なデジタルトークンは、専用の仮想通貨交換所「GAT Exchange」で、ビットコインや(bitcoin)やイーサリアム(Ethereum)など、他の仮想通貨と交換することもできる。
・小売店と消費者のWin-Winを実現
「GATCOIN」によると、平均的な消費者は、ポイントサービスをはじめ、30以上のインセンティブ制度に登録しており、その多くが利用されないまま失効しているという。

「GATCOIN」は、従来、流動性に乏しく、その多くが利用されないまま失効していた割引券やポイントなどを取引可能とすることで、ターゲットとなる消費者に、これらのインセンティブを届きやすくし、事業者と消費者の双方にメリットをもたらしている点が秀逸だ。(文 松岡由希子)

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