これだけは知っておいて!【杉並区】の子育て支援おトク制度まとめ(超基礎編)

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2017年11月23日 21:02  &Mama

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国や自治体は子育て世代のママ・パパをサポートすべく、妊娠〜出産〜産後まで、多様なサービス・助成金などのおトク制度を用意しています。


そんな各自治体の制度をご紹介する東京23区の子育て支援情報を紹介するシリーズ


前回の港区に続き、今回は東京23区内でも住みやすいと定評のある杉並区です。


阿佐ヶ谷、高円寺、荻窪などの商店街は活気があり、物価の安さ、利便性の良さ、大型スーパーや大型病院も近くにあるということで、とても人気がありファミリー層も多く暮らしています。


そんな杉並区の子育て支援は、妊娠・出産・育児のサポートも手厚く、様々な子育て支援サービスに利用できる“子育て応援券”も発行されています。


どんなサービス、支援があるのかまとめました。



杉並区の妊婦・子育てに関する助成金はここを見れば分かる!
source:http://www.city.suginami.tokyo.jp/index.html

区のホームページは情報盛りだくさんで見ると便利ですが項目が多すぎて、どこを見ればいいのか分からないという方も多いと思われます。


杉並区の場合、まず、トップベージを開いたら特集ページ、リンク集にある『すぎなみ子育てサイト』をチェックしてみましょう。


杉並区では子育て支援の特設サイトを開設し、妊娠・出産・子育てとライフシーン合わせたサポートを展開しています。



妊娠・出産・育児はゆりかご事業で手厚いサポート
source:http://www.city.suginami.tokyo.jp/index.html

妊娠が判明したら誰もが嬉しい反面、先のことを考えると戸惑い不安になることもあると思います。


そんな妊婦さんはゆりかご事業で手厚いサポートを受けることができます。


保健センターの専門職が妊娠の届け出をされた全ての妊婦さんと個別面接を行い、出産までの過ごし方や、育児に対して必要になるサービスを妊婦さんひとり、ひとりと一緒になってプランを立ててくれます。


また、ゆりかご面接の実施後、妊娠中から地域の子育て支援サービスを受けられるゆりかご券(妊婦を対象とした子育て応援券)が交付されます。


マタニティヨガ、妊婦交流など、妊婦さん同士の情報交換、地域との交流をはかることができ、地域ぐるみの子育て支援で安心した妊婦ライフを送ることができます。


また、母子健康手帳の交付と共に、母と子の保健バッグという妊婦健康診査受診票等や子育て便利帳、出産に向けて必要なサービス等の案内も一緒に交付されます。


詳細は、「妊娠したときは(妊娠届・母子手帳の交付・ゆりかご面接)」というページをご確認ください。


 


国・東京都の超ベーシック助成制度4つ&杉並区の助成内容

出産・子育てサポートの各種制度は国・都道府県・市区町村とそれぞれのメニューがあり、何がなんだかわからなくなってしまうことがありますよね。


今回は“超基礎編”ですので、国・東京都が定めた代表的なサポート制度の概要と、杉並区でのサービス内容を以下に記載していきます。


(1)妊婦健康診査、(2)乳幼児と義務教育就学児の医療費助成、(3)認証保育所・グループ保育室等の入所者への保育料の一部助成、(4)私立幼稚園等園児の保護者に対する補助金


それぞれ助成を受けるための手続きが異なりますので、区のホームページの内容を確認してください。



(1)妊婦健康診査


お母さんと赤ちゃんのためにも必ず受けたい妊婦健康診査・妊婦超音波検査・妊婦子宮頸がん検診に要した費用の一部を負担してくれる制度です。


こちらの受診票は母子健康手帳と共に交付される母と子の保健バッグの中に入っています。


都内の指定医療機関で利用でき受診票に記載の検査項目についての費用を公費負担してくれます。


※助産院、都外の医療機関で受診した場合は、出産後1年以内に必要な書類を整えて保健センターや区役所子育て支援課で申請すると、費用の一部を負担してくれます。


項目以外で行った検査については、自己負担になります。(自己負担額は、医療機関・検査項目によって異なります。)


母子健康手帳交付後の妊婦健康診査から利用できます。


災害・盗難など特別な理由がない限り、再発行できないとのこと。紛失しないよう気をつけて下さい。


また、杉並区では区内の指定医療機関で妊娠中の妊婦歯科健康診査や、産後8週間以内に産婦健康診査を各1回受けることができます。


詳細は「妊婦健康診査・妊婦歯科健康診査・産婦健康診査」のページをご確認ください。



(2)乳幼児と義務教育就学児の医療費助成 


乳幼児から義務教育就学児まで児童が医療機関等で診療を受けた時、保険診療の自己負担分を杉並区が助成する制度です。(この助成を受けるためには、医療証の交付申請が必要です。)



・杉並区に住所があること


 ・国民健康保険または社会保険等に加入していること
※所得制限はありません。 



東京都では0〜6歳までの『マル乳(乳幼児医療費助成制度)』、と6〜15歳までの『マル子(義務教育就学児医療費の助成)』に分かれています。


杉並区の医療機関等で診療・調剤などを受けたときの保険診療に係る医療費を助成は本当に助かりますが、入院時の食事療養標準負担額、薬剤などの容器代、診断書などの文書料、特定療養費、健康診断、予防接種など保険診療外の医療費は対象外になるので気をつけて下さい。



(3)認証保育所・グループ保育室等の入所者への保育料への一部助成


認証保育所等の認可外の保育施設に入所し、要件を満たしている児童の保護者の方を対象に、区が行っている助成です。


※杉並区では、現在、保育施設の利用者負担の見直しを行っているため、平成30年度以降、助成内容が変更される予定です。



◆東京都認証保育所 (区外も含む)、杉並区グループ保育室、杉並区保育室(委託型)


次の(1)・(2)の要件を満たしている児童の保護者


(1)当該月の初日に杉並区に住所を有していること。


(2)当該月の初日に施設に在籍し、月 160 時間以上の月ぎめ保育契約 により入所していること。


◆認可外保育施設


東京都等の定める認可外保育施 設指導監督基準を満たし、その旨の 証明書を交付されている施設※(区外も含む)


次の(1)〜(3)の要件をすべて満たしている児童の保護者


(1)当該月の初日に杉並区に住所を有していること。


(2)当該月の初日に施設に在籍し、月 160 時間以上の月ぎめ保育契約 により入所していること。


(3)区に保育の必要性の認定を申請し、2号または3号の認定があること。(育児休業取得中の方は、育児休業で認定されている場合に限り支給対象)


※東京都ホームページのベビーホテル、その他の認可外保育施設が対象です。基準を満たす旨の証明は、都の立ち入り調査の結果により交付されているものであり、証明書の返還・取り消しなど年度途中でも状況が変わる場合があります。




◆一ヶ月あたりの補助金額(平成29年度


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対象施設は区のホームページから認証保育所・グループ保育室等の入所者への保育料の一部助成から確認できます。



(4)私立幼稚園等園児の保護者に対する補助金


満3歳児、3歳児、4歳児、5歳児のお子さんが私立幼稚園等に等に在籍し入園料及び保育料を納入済みの方を対象に最大で6万円支給されます。


※園児1人につき1回に限り助成します。
※負担した入園料の額が、60,000円に満たない場合は、負担した額を限度とします。
※子ども・子育て支援新制度に移行した園も対象になります。


また、保護者補助金及び就園奨励費補助金という制度もあります。(子ども・子育て支援新制度に移行した園の保護者の方は入園料助成金のみ対象)


入園料の助成は所得関係なく1人につき6万円の助成金を受けることができますが、保護者補助金及び就園奨励費補助金は、所得、子どもの人数により変動があります。


詳しくはこちら、私立幼稚園等園児の保護者に対する補助金をご確認下さい。



家事援助や託児サービスに使える「杉並子育て応援券」
source:http://www.city.suginami.tokyo.jp/index.html

就学前のお子さんの家庭への応援券は0歳児〜就学前の子どもを対象に年に1度交付されます。


子育て応援券で利用できる子育て支援サービスは大きく分けると以下の4分類になります。



(1)親子地域ふれあいサービス


地域交流や親子で遊べる内容の地域イベント、同じ年頃のお子さんを持つ保護者との交流の場の提供など盛りだくさん。


(2)親(妊婦含む)をサポートするサービス


産後ケアや家事などのサービスがあるのでこれは役に立つのではないでしょうか。また、近くに子育ての相談をする人がいないという方にも、国家資格を持っている専門の方が相談にのってくれたりカウンセリングを行ってくれたりするとのことです。


(3)子どもを預けるサービス


一時保育や託児サービスなどに利用できます。


(4)インフルエンザ予防接種


お子さんを対象としたインフルエンザの予防接種に利用できます。



サービスを提供する事業者は区内だけではありません。区外の事業者、NPO、地域の自主団体などの登録もあるのでチェックしてみてください。


詳細は、「杉並子育て応援券」のページをご確認ください。



杉並区の子育てに関する情報はここでチェック!
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交付されている子育て便利帳に載っている登録事業者の情報子育てにはとても役立つ情報が掲載されています。


また、子育て情報発信の特設サイト「すぎラボ」や「すぎなみ子育てサイト」には、子育てに関する行政サービスや応援券が使える最新のイベントサービス、地域の子育てポータルサイトとしてのお役立ち情報満載。


「聞くほどではないけれど気になる」「こんなときどこに相談したらいいの?」というちょっとした心配ごともコラムや相談窓口が設置されており妊婦さんや育児中のママ達にも心強い味方となります。


支援だけではなく杉並区の地域ぐるみで子育てしやすい環境を作ってくれるのは有難いですね。


妊娠が分かってから出産・子育てまできめ細かい支援をしてくれる杉並区。


困った時は遠慮せずに窓口へ相談することをオススメします。


※本記事で掲載する情報は、すべて2017年11月22日時点のものです。制度内容が今後変更される可能性もあるため、しっかりと自治体ホームページの最新情報を確認してください。



【参考・画像】
※ すぎなみ子育てサイト – 杉並区
※ Lopolo /Shutterstock


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