【コラム】 キャッチコピーは「ビギン・ザ・詩吟」 気になるエロ詩吟、天津木村

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2008年05月14日 14:50  よりミク

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 エド・はるみ、山本高広、鳥居みゆき、世界のナベアツ……今やお笑い界には「ピン芸」があふれんばかり。毎日どこかの番組で彼らの姿を目にします。次々と新たなスターが生まれていく中、にわかに注目を集めているのが天津木村です。  舞台の中央に登場した和装の男。マジメな顔して口を開けば、出てくるのはエッチな詩吟……男の名は木村卓寛。結成9年を数える漫才コンビ、天津のツッコミ担当です。  お笑いの祭典「M-1グランプリ」で、2002年大会から毎年、準決勝へと歩を進めている実力派の天津。持ちネタには、アニメ好きの相方・向清太朗を軸とする、オタク漫才があります。「萌え」と書かれたジャージを着て、強烈なオタクを演じきる向は、見た目もキャラもインパクト大。その向に比べると、スーツ姿のツッコミ木村は、良くも悪くもフラットな印象でした。しかし、とあるラジオ番組で、下ネタを元にした詩吟をはじめたところ大ウケ。「詩吟×エロ」という、オンリーワンの笑いを手に入れ、見事ブレイクスルーを迎えます。今ではなんと、エロ詩吟でレギュラー番組にコーナーを持っているほど。    そのエロ詩吟、中身はかなり「ギリギリ」でして……ずばりラブホテルや、エッチの最中の「あるある」がネタの元になっています。「放送していいの??」と心配になる程、ストレートかつ過激な下ネタ詩吟は、これまで「やりすぎコージー」(テレビ東京系)や、「マヨブラ流」(読売テレビ系)など、主に深夜帯の番組で笑いを提供してきました。  しかし「爆笑レッドカーペット」(フジテレビ系)といった、ゴールデンに近い時間にも登場し始めた昨今では、幅広い層を意識してかエロは抑え気味。持ち味である「放送コードすれすれ」の笑いは封じざるを得ず、深夜のエロ詩吟を知るファンは残念に思う向きもあるようです。5月7日放送の「レッドカーペット」では、過去になだぎ武や柳原可奈子らを輩出した「レッドカーペット賞」を獲得しており、今後更に「お茶の間タイム」への露出は多くなりそう。諸刃の剣であるエロをどう捌くかで、芸人としての力量を問われることになるかも……一発屋で終わらない、息の長い活動を期待したいですね。  ちなみに、エロなどという不埒な? ネタに使われている木村の詩吟ですが、決してインチキでうなっている訳ではありません。ああ見えても、れっきとした詩吟の師範代。実の父親は師範です。エロ詩吟を見た父上は、内容には触れず、自らネタを吟じ、テクニックのダメ出しを始めたんだとか。突っ込むとこ、そこ? (編集・執筆/mixiニューススタッフ) ■レッドカーペット賞の歴代受賞者 柳原可奈子/藤崎マーケット/なだぎ武/ハイキングウォーキング&くまだまさし/世界のナベアツ/アントキの猪木(爆笑ゴールデンレッドカーペット) ■レギュラー番組化以降 世界のナベアツ/我が家/パンクブーブー/天津木村 ■関連サイト ブログ:天津木村の「天狗女と泥棒ヒゲ男」:http://kimutaku.laff.jp/blog/
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