使用済みのコーヒーでバスが走る! 英国のバイオ燃料会社の取り組みが斬新

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2017年11月25日 09:02  Techable

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Techable

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コーヒー豆を粉にし、お湯を注いでコーヒーを淹れる。そして抽出が終わったコーヒーの粉は捨てるのが当たり前だろう。

しかし、その使用済みコーヒーからバイオ燃料を作り出して、バスを走らせようとするプロジェクトが英国で進められている。ロンドン名物の赤いダブルデッカーがコーヒー燃料で走る日はそう遠くなさそうだ。
・石油大手シェルも協力
この取り組みを進めているのは、英国のスタートアップBio-bean。プロジェクトには石油・ガス大手のロイヤル・ダッチ・シェルも協力している。

Bio-beanはこれまで使用済みコーヒーから固形燃料をつくるなどの取り組みを展開してきて、今回のコーヒー抽出オイルはその延長線上にある。
・そのままバスに使用可
バスの燃料として使用される燃料はB20と呼ばれ、コーヒー抽出オイルに脂肪やその他のオイルなどをブレンドしている。

バス車両を改造することなくそのまま使えるので、バス運営側は導入コストなしに事業を“グリーン化”できるのがメリットだ。

そして、この燃料がロンドン市内を走るバスで使われた場合、二酸化炭素の排出量を10~15%減らせるのだという。

実際の使用開始日は未定だが、今後Bio-beanはまず6000リットルのコーヒーオイル生産に取り組むことにしている。

Bio-bean

このニュースに関するつぶやき

  • 廃材なら材料費は0だけど設備費はかかるし「使用済み珈琲」が足りなくなって過剰消費を強要されて…ソーセージの羊とか富士宮焼きそばの「肉かす」とか。
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