「弟の夫」佐藤隆太&把瑠都でドラマ化、LGBTテーマに描かれる家族の物語

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2017年12月05日 15:43  コミックナタリー

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「弟の夫」1巻。左からマイク、夏菜、弥一。(c)田亀源五郎/双葉社
田亀源五郎「弟の夫」のドラマ化が発表された。2018年3月に、NHK BSプレミアムで3回にわたって放送される。

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「弟の夫」は弥一とその娘・夏菜という2人暮らしの家庭に、カナダ人の男性・マイクが訪ねてきたことから始まるホームドラマ。マイクは今は亡き弥一の弟・涼二が、カナダで結婚した相手だった。同作は月刊アクション(双葉社)で連載され、単行本は全4巻が発売中。第19回文化庁メディア芸術祭のマンガ部門優秀賞を受賞している。

ドラマでは弥一役を佐藤隆太が、マイク役を元大関の把瑠都が担当。弥一の元妻・夏樹役は中村ゆりが、夏菜役は根本真陽が演じる。田亀はコメントで、「『弟の夫』を描きながら、私はこれを、できるだけ多くの人に読んで欲しいと思っていました」と執筆当時の心境を述懐。「ゲイや同性婚について何も知らないまま、是非を語って欲しくない。先入観であれこれ言うのではなく、まず知って、そして一人一人に考えて欲しい」と述べ、「テレビという媒体を通して、また新たに一人でも多くの方に、この物語が届きますように」と思いを語った。田亀の作品が実写化されるのは、今回が初めて。

田亀源五郎コメント「弟の夫」を描きながら、私はこれを、できるだけ多くの人に読んで欲しいと思っていました。ここ数年の間、世界の様々な国で同性婚が合法化されました。いつか日本でも議論されるかも知れない。そのときに、ゲイや同性婚について何も知らないまま、是非を語って欲しくない。先入観であれこれ言うのではなく、まず知って、そして一人一人に考えて欲しい。ですから、ドラマ化のお話は大歓迎でした。テレビという媒体を通して、また新たに一人でも多くの方に、この物語が届きますように。そして私にとって、自分のマンガが実写化されるのは初めての体験。どんなドラマになるのか、原作者というよりファンみたいな気分で、今からワクワクしています。

佐藤隆太コメント今回のお話を頂いて原作を拝読しました。
読み始めてから最後までずっと、誰かに少しでも触れられたらその瞬間に一気に涙が溢れてしまいそうな、そんな感覚でした。
作品を包む、静かで、優しく、温かい空気の中で、「自分はどれだけ他者への理解と思いやりを持っているのだろうか…」と考え、急に怖くなってしまったり…
そんな風に、感動と緊張を同時に味わっていたのだと思います。
映像化をきっかけに読ませて頂いた作品ですが、本当に「出会えて良かった」です。
ドラマ版も観てくださった方にそう思って頂ける様に、スタッフの皆さん、キャストの皆さんと共に丁寧に作品創りをしていきたいです。

プレミアムドラマ「弟の夫」放送予定BSプレミアム:2018年3月4日(日)より毎週日曜22:00〜(全3回)

スタッフ原作:田亀源五郎「弟の夫」
脚本:戸田幸宏
制作統括:出水有三(NHK)、須崎岳(NHKエンタープライズ)、大谷直哉(ザロック)
演出:吉田照幸、戸田幸宏(どちらもNHKエンタープライズ)

キャスト弥一:佐藤隆太
マイク:把瑠都
夏樹:中村ゆり
夏菜:根本真陽
ほか

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  • 把瑠都がゲイの外人役か。攻めるなあ…(意味深)
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