「しいたけ占い」はSNSと相性がいい?現代人の"駆け込み寺"に

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2017年12月12日 22:03  Fashionsnap.com

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「しいたけ占い 12星座の蜜と毒」 Image by: FASHIONSNAP
人気占い師しいたけが、新刊「しいたけ占い 12星座の蜜と毒」を12月15日に発売する。著書第2弾となる同書では「蜜(強み)」と「毒(弱み)」にフォーカスを当て、各星座の本質に迫っている。ディープな側面に着目した背景の一つとして、SNSの存在が大きいという。

 しいたけは早稲田大学大学院政治学研究科を修了後、哲学を研究する傍らで占いを学問として習得。2014年からウェブサイト「ヴォーグ ガール(VOGUE GIRL)」で連載中の「WEEKLY! しいたけ占い」で注目を集め、Twitterでは現在25万超のフォロワーを抱えている。
 しいたけ占いが支持される理由は、内容の的確さだけではなく、読者に寄り添うメッセージの表現方法にある。「今の時代は自分が抱えるモヤモヤを話せる場所がないし、ネットにも書けないから自己処理するしかない。昔のタバコ屋のおじさんや寺の住職のような、世間話はするけどプライベートに踏み込まない存在が今は貴重なのかもしれない」と捉え、"読者の親友"のような感覚で文章を綴っているという。Twitterでは星座別のほかに悩める現代人への助言となるメッセージを発信。「いいね」の数が5,000を超えるツイートも多くある。
 現代人は「自分や相手のことを知りたいと思っている人が多い」とし、しいたけは占いを通じて相手のことを知ることがコミュニケーションの円滑化にもつながると考える。SNSなど現代ならではの悩み抱える人も少なくない。例えば、好きな人からのLINEの返信がないという悩みには「天秤座と山羊座はプライベートを分けたい人なので、嫌っているわけではない」と助言。SNS上で垣間見えるのはあくまで表層的かつ一面でしかないと捉えるしいたけは「その裏に隠された"毒(弱み)"にこそ魅力や面白い部分がある」とし、新刊のテーマに設定した。普段は"救いがある"ような文章表現をするが、「毒」の項目では敢えてストレートに書き直したといい、「毒は愛すべき部分でもある。ぜひ友達や恋人と一緒に、思い当たる部分があったら笑いながら読んでみて欲しい」と話している。
 2017年も最終月。芸能界や政界、角界でさまざまな騒動があった今年について、しいたけは"暴露の年"だったと振り返る。来年は2017年の反動として「建設と再出発」の年になるという。また、自己主張やキャラクター確立の時代が落ち着くことから「インフルエンサーの時代も一区切りするのでは」と予想。トレンドについては、恋愛だけではなく趣味趣向をベースにしたマッチングアプリがより浸透すると見ている。

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