マルキ・ド・サドが書いた詩に、どこかで曲がくっついて日本に伝わり、日本海に浮かぶ小島で歌い継がれてきたのが、かの有名な『サドおけさ』である。（←ウソつくんじゃない）

最近は異常性欲者に虫酸が走る。お金に物を言わせて女性を誘惑するのは勝手だが、他人の性生活を何から何までほじくりだそうとし、回答を躊躇うと「手錠プレイ」だの“サド・マゾ”に引っ掛けた誘導尋問をしたがる“変態”がいる。

それよりも澁澤の原稿が欲しい！

サド伯爵の作品執筆に対する情熱と澁澤先生の弁護のせいかこの人悪い人だとは思えない。 性欲を作品として昇化するって大変なことだし、そもそもフランス革命の処刑のための処刑みたいな糞ぶりを考えるとな…

まさに「作家の魂」だよな。投獄され、世にも出るかどうかも分からん物を書き続けられるその精神の在り方に作り手の端くれとして敬意を抱く。

すげーー！！！

「恋の罪」という作品があったが、読む気になれなかった。いわゆる『サディズム』の元祖ですよね。バスティーユ監獄に入っていたのは、こうした破廉恥罪の犯罪者だった史実がわかる。やはり過激な“変態”だったか？！

サド第一人者＝澁澤のイメージは功よりも罪の方が多い気がする。検閲云々抜きにしても抄訳ばっかだし、原作と離れた邦題つけられたりしてる奴あるし。訳の罪って奴ね…

その内、自分の糞尿と血液で書いたと言われるアレな本の原稿とかも出てくるのでしょうか？

澁澤龍彦が生きていたら欲しがっただろうな。彼なら所有しても文句出ないだろうし、お金ならパトロンが出すだろうし。

久しぶりに名前聞いたら読みたくなった…この辺で売ってるかなぁ？

蒐集家、垂涎。

マルキド・サドがバスティーユ監獄の小便用の配管から、囚人を殺していると訴えて革命を促したのを思い出した。