TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ（CCC）は15日、子会社のカルチュア・エンタテインメントを通じ、ファッション誌などを出版する主婦の友社を買収したと発表した。15日付けで大日本印刷が保有する主婦の友社の全株式を取得し、子会社化した。
主婦の友社は、女性に向けてライフスタイルを発信してきた創業100年になる出版社。近年は、「Ray」や「mina」などの雑誌によるファッションカルチャーの提案や、料理や育児、健康など、生活・実用書籍を刊行。また、ライトノベルのレーベルとしてヒーロー文庫を創刊し、読者層の拡大をはかっている。
カルチュア・エンタテインメントは、CCCグループの中で出版や映像、音楽などの企画・制作を行う会社。今回の買収により、これらの事業と主婦の友社の編集力やノウハウなどを組み合わせて需要にあった書籍づくりを行う。また、グループのTSUTAYAやTポイントなどの会員基盤を活用した電子書籍の販売など、各事業や企画力と掛け合わせて、新しいライフスタイル提案を行うとしている。CCCは今年3月には週刊誌やアニメ雑誌などを出版する徳間書店を買収している。
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