小田急電鉄、代々木上原〜梅ヶ丘間で3/3初電から複々線の運転開始

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2017年12月16日 04:43  マイナビニュース

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小田急電鉄は15日、東京都と進めている「小田急小田原線(代々木上原駅〜梅ヶ丘駅間)連続立体交差事業および複々線化事業」において、複々線への切替工事を3月2日終電後に行い、翌日の3月3日初電から複々線での運転を開始すると発表した。

同事業は、小田急小田原線代々木上原〜梅ヶ丘間のうち約2.2km区間を連続立体交差化するとともに、輸送力増強のために複々線化を行うもの。この区間で平面交差している道路と鉄道を立体交差化することで踏切による慢性的な交通渋滞の解消を図るとともに、鉄道によって隔てられた地域の一体化を実現する目的がある。

複々線での運転開始にともない、東北沢駅・下北沢駅・世田谷代田駅では新たなホームを使用開始。東北沢駅は現在の仮設ホームを撤去し、10両長ホームの使用を開始する。下北沢駅は現在使用しているホームに加え、新たにその上部にあたる地下1階の10両長ホームを使用開始。世田谷代田駅は現在使用している仮設ホームを廃止し、現在はコンコースとして使用している地下1階の10両長ホームを使用開始する。3駅とも新たに使用開始するホーム上に固定柵を設置する。

下北沢駅では複々線での運転開始からダイヤ改正までの期間(3月3〜16日)とダイヤ改正後でホームの利用形態を変更。3月16日までは地下1階を各駅停車用ホーム、地下2階を急行など優等列車用ホームとして使用するが、ダイヤ改正後は地下1階上りホームを千代田線直通の急行・準急・各駅停車(平日朝は千代田線直通の通勤準急)と新宿行の各駅停車、下りホームを準急・各駅停車用として使用。地下2階も上りホームを新宿行の快速急行・急行(平日朝は通勤急行)、下りホームを快速急行・急行用に変更する。

小田急電鉄は3月17日にダイヤ改正を予定しており、3月3日から使用開始する区間を含む代々木上原〜登戸間の複々線を活用した新ダイヤを設定。ラッシュ時間帯における混雑緩和や所要時間の短縮など抜本的な輸送改善を図る。(佐々木康弘)
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