今季は独立リーグでプレー かつてNPBに所属した選手たちの成績は?

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2017年12月17日 11:21  ベースボールキング

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オリックス時代のカラバイヨ
◆ カラバイヨ、ボウカーが大活躍

 今オフ戦力外となった片山博視(前楽天)が、来季からプロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの武蔵の投手兼任コーチ、塚田貴之(前オリックス)が福井でプレーすることになった。彼らのようにNPBでプレーしたことのある選手たちが、戦力外、自由契約になった後、独立リーグに活躍の場を移す選手が多い。

 その選手たちが今季どのような成績を残したかみていくと、2015年にオリックスで12本塁打を記録するも同年限りで自由契約となったカラバイヨは現在、古巣の群馬で選手兼任コーチとしてプレーする。昨季は本塁打と打点の二冠に輝いたカラバイヨは、今季もリーグトップの32本塁打、リーグ2位の78打点を記録する活躍だった。

 元巨人で現在は岩村明憲監督率いる福島に所属するボウカーは、打率リーグ3位の.384、リーグ2位の24本塁打、リーグ4位の70打点と、打撃三部門全てトップ5以内に入るなど、格の違いを見せつけた。

 投手では元DeNAの伊藤拓郎が、群馬3年目の今季、13勝と123奪三振でリーグトップの成績を残し、防御率もリーグ6位の2.58を記録した。昨季ソフトバンクを自由契約となった富山のバリオスは、18試合に登板して、10勝4敗、防御率1.39をマーク。来季からDeNAでプレーすることになり、1年でNPB復帰の切符を掴んだ。

【BCでプレーした主なNPB出身の選手】
カラバイヨ(元オリックス/群馬)
今季成績:62試 率.375 本32 点78

ボウカー(元巨人/福島)
今季成績:66試 率.384 本24 点70

伊藤拓郎(元DeNA/群馬)
今季成績:23試 13勝6敗 防2.58

バリオス(元ソフトバンク/富山)
今季成績:18試 10勝4敗 防1.39

◆ 正田は愛媛でプレー

 BCリーグだけでなく、四国アイランドリーグplusでプレーした元NPB組もいる。元オリックスの深江真澄がその一人。オリックスを戦力外となった後、アメリカの独立リーグでプレーしたが昨季途中から高知に所属。途中加入した昨季は打率.386と高打率を記録し、今季も打率.286、18打点、11盗塁という成績を残した。

 投手では日本ハム、阪神、ヤクルトでNPB通算25勝を挙げた正田が、愛媛で今季36試合に登板して防御率1.38と意地を見せた。

 ちなみに元NPB組ではないが、レッドソックスやドジャースで活躍したマニー・ラミレスは23試合に出場して、打率.413、3本塁打、22打点という成績だった。

【四国ILでプレーした主なNPB出身の選手】
正田樹(元日本ハムなど/愛媛)
今季成績:36試 1勝1敗6S 防1.38

深江真澄(元オリックス/高知)
今季成績:58試 率.286 本0 点18

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