ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)に所属する北アイルランド代表DFジョニー・エヴァンスが、古巣のマンチェスター・Uに復帰する可能性があるようだ。イギリスメディア『デイリーミラー』が、16日付で伝えている。
同メディアによると、ジョゼ・モウリーニョ監督は2年半前にエヴァンスを600万ポンド(約9億円)でWBAに売却したことは、前任者であるルイ・ファン・ハール氏が犯した大きな過ちだったと考えているとのこと。コートジボワール代表DFエリック・バイリーが負傷で戦線を離脱したことを受け、復帰の可能性に言及する報道も増えているようだ。
同メディアは、マンチェスター・Cとアーセナルもエヴァンスの獲得を狙っていると報じている。マンチェスター・Cは今夏に2000万ポンド(約28億円)でオファーを出したと報じられているが、放出の意志がないWBAに却下された模様だ。同メディアは、WBAの首を縦に振らせるためには3000万ポンド(約45億円)が必要だと予想している。
マンチェスター・Uのアカデミー出身でもあるエヴァンスは、主に元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏と元セルビア代表DFネマニャ・ヴィディッチ氏の頼れる控えとして、チームの選手層に厚みをもたらす役割を果たしてきた。
2011年から2013年にかけてはセンターバックのレギュラーを務めるなどその実力は随所で発揮され、7シーズン半の在籍で公式戦198試合に出場し、7ゴールを記録している。
3度のリーグ制覇のみならず、チャンピオンズリーグやFIFAクラブワールドカップといったビッグタイトルの獲得にも貢献してきたエヴァンス。黄金期を知るベテランの、下部組織から育ってきた古巣への復帰は実現するのだろうか。