「Google検索ランキング」は、紛れもない「時代のリアル」だ

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2017年12月20日 01:00  citrus

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インターネットやコンピュータ、電化製品……ほかテクノロジーに関連する多彩な情報をブログ形式で取り上げているメディア『GIZMOOD』によると、12月上旬、Googleが2017年度の「Google検索ランキング」を発表した……らしい。

 

私は、ここcitrusでも

 

「Googleをはじめとする、外資系のパソコン・スマホまわりで稼ぐ企業一連の広告がかもし出すリア充の押しつけ感、プライベートのエンジョイハラスメント(←※オードリーの若林正恭・命名)っぽさが、なんとなくいけ好かない、どうしても受け入れられない」

 

……みたいなことを散々書きちぎってきたけれど、現代社会のトレンドをもっともレアに反映するのは、テレビでも雑誌でも新聞でも流行語大賞でもなく、「検索ワード」にほかならず、世界最大級の検索エンジンを有するGoogleが公開するそのランキングが紛れもない「時代のリアル」だとは、Google嫌いの私とて認めている。なぜなら、そこに作為や主観が入り込む余地は一切なく、ただ無機質的かつ無味乾燥とした“統計”があるのみだからだ。ちなみに「今年の(急上昇)検索ワードTOP10」は以下のとおり……なのだそう。

 

1:小林麻央

2:北朝鮮

3:ドラクエ11

4:台風

5:wbc

6:松居一代

7:安室奈美恵

8:清水富美加

9:iphone8

10:ブルゾンちえみ

 

「一年の前半に流行った言葉はノミネートされにくい」なんて風評も飛び交う新語・流行語大賞とは違い、「wbc(=WBC)」や「清水富美加」とかがきちんとランクインしているあたりは、さすがだったりする。いましたよね〜、清水富美加改め千眼美子! コレって、今年だっけ……? すっかり忘れておりました(^^;)。あと、WBCが「wbc」と小文字なのもちょっぴり面白い。私なんぞは意味もなく律儀に「WBC」と大文字に変換してから検索をかけてしまうのだがw、そういう“無駄な行為”を極力省いて、一秒でも早く目的へと達しようとする合理性も「ネットならでは」って感じである(考えすぎ?)。

 

あれだけ世間を騒がせた……と、いつの間にやら脳内へと(勝手に?)刷り込まれていた「安室奈美恵」が7位止まりなのも、なかなか興味深い。つい最近の話ゆえ、まだ強烈なインパクトの残像を引きずってはいるが、「検索ワード数」だけで理路整然と並べれば「松居一代」にも勝てなかった……ってことになる。松居サンの離婚成立報告会見、たしかにむちゃくちゃ面白かったし。

 

いずれにせよ「事の起こりの順序」といった、意外に厄介な「人間の記憶に誤差を生じさせる要素」を徹底的に排除したうえでGoogleが振り返った「2017年」──悔しい(?)が、かなりイイ線を突いているのではなかろうか。どんなに私が「マツコ・デラックスはベスト10入りだろ!」「なんでYOSHIKIが入ってないんだ!?」……などと疑問を呈したり憤ったところで、Google様の前では、単なるインネン、イチャモンに近い──ネット住民の「パーソナルな思い入れ」でしかないのである。

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