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39歳での二人目妊娠レポート【前編】

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2017年12月22日 10:02  MAMApicks

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私事だが、二人目を妊娠した。出産は2018年のゴールデンウィーク頃の予定である。
一人目の出産は35歳。二人目は39歳での出産予定だ。二人目の妊活は、「だめでもともと。授からなかったらあきらめよう」という肩の力を抜いたスタンスで行なっていたが、ぎりぎりのタイミングで滑り込みでやってきてくれた。年齢的に流産も覚悟していたが、今のところ胎児はしっかり母体にしがみついてくれている。ありがたいことである。

せっかくなので、二人目妊娠について率直に感じたことをつづっていこうと思う。


■高齢出産後の悩みは「何歳あけるか」
もともと第一子は35歳での出産、いうまでもなく高齢出産である。二人目はさらに高齢での妊娠だ。何人も出産したいのなら、本当はもっとテンポよく産んだほうがいいのだろうが、結局4年もあいてしまった。というか、この年齢差でしか産めなかった。

一人目を産んで、親を頼れない状況で娘の育児でワタワタしているときに、早くも二人目を妊娠しているママ友を見て、心の底からびっくりしたものだ。

「どうやったら、二人目を妊娠しようという余裕が出てくるのか!」と。

子どもを産む前は「年子」なんぞ、何とも思っていなかったのだが、いざ一人目を産んでみると、「そもそも体の機能が戻っていませんし、赤ちゃんの世話と保活でそれどころじゃないんですが」という状態。

では、よくある2歳差はどうか。これも自分にとっては到底無理だった。だって、2歳差で産もうとすると、上の子は1歳の頃には妊娠していなければいけない。でも娘は猛烈な抱っこ星人で、しかも当時は保育園が大人の足で徒歩30分程度(自転車で15分程度)のところだったので、「妊娠後期になったら自転車は危ないだろうし、この距離を歩いて、下手をすると抱っこしながら移動なんて無理やろ……」というのが率直な気持ちだったのだ。

イヤイヤ期にも慣れてきた2歳半を過ぎてようやく「二人目もそろそろいいかも……」という心の余裕ができてきたのだが、なんせ高齢なのでそうすんなりとは授からない。それで結局4歳の年齢差となってしまったというわけだ。

もうこれ以上間隔をあければ、母体はさらに年を取るので、授かる可能性はさらに低くなる。いやはや、高齢での出産は本当に時間との闘いである。

でも、結果として4歳という年齢差は自分にとっては今のところベストだったように思う。娘が3歳になったことで、ある程度言葉での意思疎通ができ、そこそこ我慢することも覚えてくれた。転園と引っ越しで保育園が自宅から徒歩5分になったこともあり、抱っこせずに歩いて通えるようになった。これなら妊娠しながら上の子の世話や保育園の送迎もなんとかなるのである。

■育児しながらのつわりは相当キツイ
妊娠が分かって喜んだのもつかの間、相当悩まされたのがつわりだった。
一人目のときはそんなにひどくなく、食べつわりと頭痛と疲れやすさだけだったので、「まあ上の子が保育園に行っている間に、だましだまし寝たり起きたりしながら仕事してりゃいっか」と油断していたのだが、二人目のつわりは一人目よりもきつかった。吐きづわりで、日常生活がまっとうに送れなくなってしまったからだ。

なんせ、洗い物で前かがみになる、生ごみを捨てる、ガスレンジの下にあるフライパンを出そうとするだけで吐きそうになるのだ。しかも、そのうち記憶だけで吐き気がするようになり、台所のシンクで空の三角コーナーを見るだけでも吐くようになった。

娘はまだオムツが外れていなかったため、おむつ替えも地獄。大きいほうはもちろんだが、小さいほうの臭いでさえ吐き気が込み上げてきた。

しかも、娘の前で具合が悪くて横になっていると、娘が半泣きになりながら猛烈な勢いで「寝ないで!」と抗議してくる。頼りにしている母親がぐったりしているので心細いのだろう。娘の前でしんどそうにすると、娘にそんな心細さを味わわせてしまうのか……と心苦しくなったが、それでも横になれないのはつらかった。

私は自宅自営のため、仕事の合間にこっそり横になることはできたが、会社勤めのワーキングマザーや未就園児を抱える専業主婦の場合はどうしているんだろうか。

つわりで苦しんでいる間、つくづく思ったのは「騙された……」という後悔だった。いや、自分の意志で妊娠したのだから、騙されたというのは本当はおかしい。でもそうとしか思えなかった。

私の保育園のママ友は、皆次々に二人目、三人目を妊娠・出産している。はっきりいって、一人っ子なのはクラスの1/3以下なのである。そういうのを見ていると、「やっぱり娘にもきょうだいを作ってあげたほうがいいのかな」とつい思ってしまう。

しかし、そんな周囲に流されるような軽々しい気持ちで妊娠したことを、心底後悔した。上の子が3歳になってさえ、こんなにきついのだ。世の中の複数の子持ちの母親たちというのはいったいどんな思いで子育てをしているのか。すごすぎやしないか?(もちろん子どもの数に限らず母親がラクをしているとは思っていない)

しかも、世の中には水さえ受け付けなくて入院したり、産むまでずっとつわりだったりと、私よりもつわりの重い人がごまんといる。そういう人でも、複数人産んでいたりするのだ。つわりでぐったりしながらずっと考えていたのは、「さっさとつわりの特効薬を作ってくれ! 人類が滅びるぞ!」ということだった。

■まさかの妊娠中の「赤ちゃん返り」
さて、ようやくつわりが終わり、安定期に入ったため、体も楽になってきた。しかし、ここで思わぬ出来事がやってきた。

我が家では、いつも夕飯の支度中に娘にiPadでYouTube動画を見せておとなしくしてもらっている。ところが、ある日突然、料理中にまとわりついてくるようになった。

そして、トイレに行くときには「一緒に行く!」と泣きながら個室の中にまでついてくるようになった。さらに、食事のときは、自分の椅子でなく、「おかーしゃんのお膝にしゅわりたい」と言ってくる。

なんじゃこりゃー!?とびっくりしたが、保育園の担任に相談すると、「それは赤ちゃん返りですねー」とのこと。

えー! 妊娠中でも赤ちゃん返りってするんですか!?
赤ちゃん返りって、実際に赤ちゃんの現物が目の前に登場してから起こるものだとばかり思ってたのだが……。だって、自分がそうだったから。妹が産まれたとき、妹ばかり親が構うものだから、「みんな赤ちゃんのほうばっかりかわいいっていう。じゃあ私はかわいくないの? しかもお姉ちゃんなんだからしっかりしろとか冷たすぎる」と思ったその気持ちを、私は今でもはっきり覚えているのである。

じつは妊娠がわかったときから、赤ちゃん返り対策はずっとシミュレーションしていたのだ。妊娠中には「これから赤ちゃんが産まれたらあまり構ってやれなくなるよ。しっかりしてね」とかネガティブなことは言わないようにしようだとか、実際に産まれたら、なるべく上の子にもかまってあげようだとか。それなのに、まさか妊娠中に赤ちゃん返りするとは……。

保育園の担任によると、「〇〇ちゃん(娘)は繊細なところがあるので、敏感に何かを感じ取っているんでしょうね」とのこと。実際に赤ちゃん返りしてから2〜3日後に、娘は思いつめたような顔で、「あのね……赤ちゃんが産まれたらね。赤ちゃんをお膝にしゅわらせてあげても……いいんだよ」とポツリとつぶやいたのである。もうね、それを聞いて、胸がぎゅっと締め付けられるような思いをしましたよ。3歳の小さな頭で必死にいろいろな感情に折り合いをつけているものなんだな……と。それからというもの、以前よりも増して娘とのスキンシップをとるように気をつけてはいる。

さて、そんな感じで妊娠生活の折り返し点までようやくたどり着いた。無事に出産までたどり着けるのか。まさかの早生まれになってしまわないか? まだまだ不安要素はたくさんあるが、妊娠生活の後半についても、また折を見て書き留めておきたいと思う。

今井 明子
編集者&ライター、気象予報士。京都大学農学部卒。得意分野は、気象(地球科学)、生物、医療、教育、母親を取り巻く社会問題。気象予報士の資格を生かし、母親向けお天気教室の講師や地域向け防災講師も務める。

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