カペッロ監督がイブラの陰の努力を明かす「ユーヴェ加入当初はシュートが下手で…」

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2017年12月26日 15:16  サッカーキング

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ユヴェントスでのイブラヒモヴィッチ(左)のエピソードを明かしたカペッロ監督(右)[写真]=Getty Images
中国スーパーリーグの江蘇蘇寧を率いるファビオ・カペッロ監督が、ユヴェントス時代に指導した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチとのエピソードを明かした。イギリスのサッカー誌『FourFourTwo』電子版が伝えている。

 カペッロ監督はミランで監督としてのキャリアをスタートさせると、レアル・マドリード、ローマ等での指揮を経て、2004年にユヴェントスの監督に就任。イブラヒモヴィッチも2004年7月に、アヤックスからユヴェントスに加入した。

 ユヴェントスに在籍した2年間で92試合に出場して26得点を挙げるなど、ストライカーとして抜群の存在感を発揮していたイブラヒモヴィッチだが、カペッロ監督は同選手の加入当初を振り返り、「実はシュートが上手くなかった」という驚くべきエピソードを披露した。

「彼がユヴェントスに加入したばかりの時は、シュートが下手で、ゴールの枠内へ飛ばすことさえできなかったんだ」

「彼の代理人のミーノ・ライオラ氏が『彼のシュートは強烈で、相手GKの手の骨が折れてしまうほどだよ』と紹介してくれたんだが、『とんでもない。今のところ、彼が壊したのはトレーニングルームの窓だけだ』と言い返したのを覚えている」

 冗談交じりに当時を回想したが、「しかしその後イブラヒモヴィッチは毎日必死にシュート練習をして、ご存知の通り素晴らしい選手に成長したんだ」と続け、同選手の活躍の裏には相当な努力があったことを明かしている。

 さらにカペッロ監督は、ローマを率いていた時代からイブラヒモヴィッチに興味を持っていたことも激白。ユヴェントスが同選手を獲得した経緯を明かしている。

「ユヴェントスは1600万ユーロ(約21億5000万円)を4回の分割払いという破格の条件で彼を獲得したんだ。アヤックスは彼が偉大な選手にはなれないと判断したようだね。ミド(元エジプト代表FWアーメド・ミド・ホッサム)のほうが扱いやすいってね」

 現在マンチェスター・Uでプレーするイブラヒモヴィッチは今年4月に膝の靭帯を損傷し、長期離脱を強いられていたものの、18日に行われたプレミアリーグ第12節のニューカッスル戦で復帰。20日に行われたカラバオ・カップ(フットボールリーグ・カップ)準々決勝では、復帰後初となる得点を挙げた。

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