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アニメ「シンカリオン」の「こまち」のパイロットが女子じゃない問題

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2017年12月28日 10:02  MAMApicks

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来たる2018年の1月6日(土)より、TBS系列で『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』の放映が始まるらしい。(毎週土曜朝7:00〜)

シンカリオンとは、JR東日本企画、小学館集英社プロダクション、タカラトミーの3社共同による肝入り企画であり、実際に使われている新幹線をそのままの姿・名前で、タカラトミーがおもちゃ化、JR東日本が監修、小学館集英社プロダクションがライセンスを持っているという、大人のうま味のあるコンテンツだ。


“鉄分”(=鉄道成分)の薄いファミリーにはピンとこないだろうが、鉄分濃いめの我が家では「そう来たか!」という衝撃があった。人気の的である実在の新幹線の躯体がそのままオモチャに!しかもアニメでも見られて、さらにその正義の味方の秘密基地が、かの「てっぱく」だなんて!
(※「てっぱく」とは、さいたま市にある「鉄道博物館」のこと。ちなみに我が家は年間パスポートを4回更新中)

「ふふふ、てっぱくとは仮の姿、実は正義のロボット・シンカリオンを開発している『新幹線超進化研究所』だったのだ!」

ココが!毎週来ていたココの地下が研究所だったとは! とくにパッとした目玉施設のない我らがさいたま市が、全国区へ名をはせるかもしれない……アガるなと言われる方が無理である。


というわけで、シンカリオンがコンテンツとして発表された2015年からワクワクしていたのだがしかし。ここで、モヤっとしたことがあった。主要パイロットに、どうやら女子がいないのだ。

■ガンダムもエヴァも乗せてたぞ
私は上記の名作ロボットアニメにあまり詳しくはないのだけれど、約40年前に放映された『機動戦士ガンダム』では、すでに女性パイロットがいてガンガン戦っていたはずだ。エヴァでは惣流・アスカ・ラングレーがシンクロしまくっていた。どちらも大人向けですけどね。

で、当然今回のシンカリオン、せめて「E6系こまち」は女子が操縦すると思っていた。
だって「こまち」ですよ? 言わずもがな小野小町をはじめ、「美人」の意味のこまちですよ。

実機の一般的な例は、「E5系はやぶさ」と連結して東京駅を出発し北へ、盛岡駅にて連結が解除され、単体で秋田駅へ。あきたこまちの稲穂が実る田んぼを颯爽と駆け抜けるから「こまち」。その走りは実用化されているなかで日本最速320キロ!

そして、なんと新幹線だけでなく在来線の線路も走るため、ミニ新幹線とも呼ばれているのです。どっちもそのまま走れるなんて、すごい適応力じゃありませんか!

ちなみにデザインは、フェラーリの車をデザインした日本人デザイナー。側面から見るとグレーがかったホワイトだけど、上面は鮮やかな赤。先頭車両のアローラインとマッチしてそれはそれは美しいんです。

イメージ湧いてきませんか?
E6系こまちを人に例えるなら、小柄な美人なのかな〜って。

彼女(E6)が戦う姿は……通常時(在来線時)は華奢な身体なのに、敵が現れたら筋肉隆々になって、素手で敵をぶちこわす、なんていかがでしょうか。ストーリーが進むにつれ、敵のレベルの高さに武器が入用になったら、飛び道具「パンタグラフカッター」の出番である。電流を帯びたブーメラン状のものがバッサバッサと敵を切り裂いていく……ひゅーかっこいい〜!(以上、妄想)

■時代の反映とジェンダーバランスは別?
いったん脱線するが、私はかつて書評家である斎藤美奈子氏の『紅一点論』を読んでうなったことがある。特撮/戦隊モノには女性隊員/モモレンジャー的な登場人物が紅一点でいるにはいるのだが、事務的サポート的役割が多かったり、主役男性の恋のお相手だったりして、第一線に出ていく描写は少ない。

逆に、タイムボカンシリーズでは、自我のしっかりとした女性が出てくるが、それはヤッターマンでいうところのドロンジョ様で、主人公の敵役であると。
斎藤氏はそこに男性社会が反映されていると見たようだ。

時は流れ、現在『宇宙戦隊キュウレンジャー』では人間+ロボットの9人で悪と戦っている。「そうそう、これからはAIとの共存だよね〜今の世の中を反映しているね〜」と思ったけど、ロボットを含む女性枠は、おっと9人中2人だ。

その女子版ともいえる魔法少女系統の『キラキラ☆プリキュアアラモード』をみてみると、主要メンバーは全員女子、徹底的に女子だ。ひとり宝塚の男役のような子がいるけれども……。

アニメや特撮の世界って、それなりに時代を反映しているけど、男女の世界観の棲み分けにはいまだ厳しいようである。


ところで「シンカリオン」には女の子も登場予定で、人気ユーチューバーだというから時代をキャッチアップ済み。でもきっと、この流れ的にはこまちには乗らないんだろうなあ……。

というわけで、家族で「シンカリオン」の放映を楽しみにしつつ、子どもたちに「キュウレンジャー」を見せるなら「プリキュア」もセットにお届けして、男女の世界観の幻想を打ち砕いていきたい、そう思い直した年末である。

新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION

斎藤貴美子
コピーライター。得意分野は美容・ファッション。日本酒にハマり、Instagramの#SAKEISAWESOMEkimikoで日本酒の新しい切り口とコピーを思案中(日本語&つたない英語)。これからの家族旅行は酒蔵見学。二児の母。

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