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【MAMApicks】2017年末大反省会 ――忖度のない親子・夫婦関係を考える

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2017年12月31日 23:52  MAMApicks

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今年も1年間ご愛読いただき有難うございました!

大晦日にもかかわらずスマホが手放せない皆さん、こんばんは。MAMApicks編集長の深田です。MAMApicksは2017年も粛々と運営を続けまして、無事に7度目の年越しを迎えました。これもひとえに読者の皆さまをはじめ、参画ライター各位のおかげであり、さらに心の広いクライアント様や代理店各社様の支えがあってこそ!改めて感謝を申し上げます。

さて、昨年末はオープン5週年の節目の反省会ということで、MAMApicksのライター陣3名を集めた放談企画をお届けしましたが、年に一度は内輪で盛り上がる企画もいいだろうという編集長判断により、今年も12月中旬に都内某所にて、放談企画を実施いたしました。その模様をお届けすることで、2017年の振り返りとさせていただきます。

参加者はMAMApicksライター陣の狩野さやかさん(新刊『ふたりは同時に親になる』好評発売中!)、ワシノミカさん、また今年の新人から抜擢した斎藤貴美子さんの3名を交えたフリートークをお届けいたします。



■話題の中心は身近な世間?
深田:2017年の反省会ということで、まずは今年のトピックスを振り返っていこうと思います。1月からなんですが、トランプ大統領就任……。
斎藤:うちの息子、トランプの真似上手いんですよ。演説の真似して。
ワシノ:名前覚えやすいしね。
狩野:うちにトランプ大統領のトランプありますよ。誰かのアメリカ土産で(笑)
斎藤:うちの保育園、去年の決選投票の日の後「トランプになりましたね」ってがっかりモードでしたよ。意外にみんな見てたんだなあって。
ワシノ:あー、うちはそういう話題が全然出ない保育園だった。なんか政治経済から遠く離れたところにいる。
斎藤:でも普通はそうなんだなって思いますよ。北朝鮮のミサイル問題だって話さないですし。
ワシノ:そういう話題よりは、「担任の先生の誰が誰と結婚したよね」とかそんな話題が盛り上がる。
狩野:うちの子の場合は、「トランプが大統領になったら戦争になっちゃうの?」ってかなり心配してた……。

■子育て世代にとっては衝撃だったニュース
斎藤:小林麻央ちゃんが亡くなったのも今年なんですよね。今思い出して「あーっ……」思い出しちゃう。若かったからね。若くてもそうなるんだって。
ワシノ:やっぱりその直後、乳がん検診全然予約とれなくなったしね。
狩野:行ってますか?検診。
斎藤:私ずいぶん前に行ったきりだ、どうしよう! でもきちんと検診に行っても乳腺炎と区別のつかないお医者さんもいるとかって聞くし……。
狩野:良性のしこりも多いらしいから。
深田:ちなみに2月に公開した乳がん検診についての2本の記事は、MAMApicksで2017年にアップされた記事のPVトップ10に入ってましたね。

子育て世代だからこそ要注意! 正しい知識と適切な検査で乳がんから自分を守ろう
http://mamapicks.jp/archives/52216164.html
自分のため・家族のために知っておきたい、受けておきたい乳がん検診
http://mamapicks.jp/archives/52216165.html

■「働き方改革」と「忖度」
深田:話を戻しますが、2月から始まった「プレミアムフライデー」。
ワシノ:誰か恩恵受けました?
一同:ぜんぜん!
ワシノ:そのとき私、会社員だったんですけど、「ああ?はあ?」って感じでしたよ。「花金ってなんでしたっけ?」って。ていうかその次のプレミアムフライデーが3月31日で、それって年度の切り替わりだし、そんな日に絶対早帰りできないじゃん!(笑)
深田:プレミアムフライデーとか、いわゆる「働き方改革」系の話題は、我々の界隈では政治経済以上にトピックに上がりやすいですよね。
斎藤:私はフリーランスですけど、フリーランスのママ友がいないんですよ。仕事するときは近くのカフェで書くんですね。でもそんな時にたまたま保育園の先生にかち合うと、遊んでんじゃねえか?って思われるかも、という“忖度”が働いてしまうから、見た瞬間に逃げて……。しかも必死こいている時は眉間に寄せてるから、ママ友には「あの日カフェで眉間にしわ寄せてたでしょ?」って言われるし。外で仕事してもなんだか肩身が狭くて、マタニティマークじゃないけど、「就業中」ってマークを身につけたい。なんで私こんなに忖度しなきゃいけないんだ?って腹が立ってくる。
ワシノ:たしかに私もフリーの時期があって、業務委託で仕事を受けてたけど、仕事場所は取引先に常駐だったり、在宅だったりの時があったんですね。保育園はフルタイムで申請して預けてたんですけど、家とか近所とかだと見つかるから、わざわざ一駅先のスタバに行ったりしてました。たまに自宅で仕事してて、お腹空いたなーって、隣のスーパーに買い物に行ったりすると、いろんな人に会ったり散歩中の園児に会ったりして、「あれー、どうしたんですかー?」って。しまいには園長先生に「お母さん、お休みの日は16時にお迎え来てくださいね〜」とか言われる……。休みじゃねえし!って。

■「うちにお母さんはいません」
ワシノ:私の場合、子どもに対して丁寧にありすぎるとたぶんうざい親になるんで、自制してなるべく「うちにお母さんはいません」っていうスタンスです。実際、お母さんとかママって呼ばせてないんで。下の名前で「みかちゃん」って呼ばせてます。そもそも私はお母さんっていう人格じゃないじゃないし。生まれてからずっと、個人の名前があって育って、その後結婚して子どもを産んで、そういう“側面”もできたから「お母さん」と呼ばれる。でも子どもがいると、いろんなところで「お母さん」って呼ばれて、それがアイデンティティになるじゃないですか。それは絶対いやだった。
狩野:そのままの個人でいたいと思ったけど、産んだら変わらざるを得なかった……てことなかった?
ワシノ:「お母さん」って呼ばれても、いまだに振り返らないんですよ、私。たとえば保護者と言われても、別に保護者は私だけじゃないし、隣りにいるこの男性だって保護者だよって。だから我が家の場合、子どもの保育園と学校の第一連絡先はぜんぶ夫にしてるんです。でも、学校とか学童はいまだに絶対母親にかけてくるんですよね。そのたびにぶつかってますから。「第一連絡先は夫、ってあるじゃないですか?何のために書かせてるんですか、あの書類」って。
斎藤:ママとかそういう呼び方はしない?
ワシノ:うちは実家から親が週3通いで来てもらってるんですけど、親はやっぱり私を名前で呼ぶじゃないですか。それがきっかけではあったんですけど、そのまま上の子が「みかちゃん」って名前で私を呼ぶようになったから、下の子も真似て言うし、結局そのままうちからは“お母さん”が撲滅された……(笑)
斎藤:理想的な感じだ。そう思ってもできない人が多い気がする。
狩野:私の場合はなんかやむを得なかったかな。生まれてすぐ、病院に行かなきゃいけないことが多くあって。そこでお母さんって呼ばれ続けたから。

■子どもをネタにして“回収”
斎藤:私の場合、生まれてすぐ、子どもがNICUに連れていかれる事態になって、送り出すときに病院の方に、「お子さんの名前を呼んであげてください!」って言われたけど、さっき産まれたばっかりだし、正直実感がない(苦笑)。話しかけてあげてって言われても、その時点だと演技してるくらいの照れくささがあって、えーと……って戸惑った。いきなりポンって生れてきて……無理でしょ?
ワシノ:たしかに。私は本当に赤ちゃんを見たことなかったんですよ。一人っ子だし、親戚に小さい子も全然いなくて。自分の子どもが出てきて「ナニコレ?」ってなったんですよ。帝王切開だったからすぐには子どもとも接点がないじゃないですか。むしろ夫の方がいろんなこと全部聞いてたんで、夫の方が子どもと近かったり。出産後は置いてかれたような状態だったから、それが今も続いてるような。
あと私の場合、子どもに対しては生き物の観察のつもりでいて、ツイッターとかフェイスブックのネタにしようといつも取材感覚で見ているかな。自分の子どもをどこかでネタにしないと回収できないのもあるじゃないですか。せっかく産んだものだから、ネタにして回収しないと納得できない(笑)

■夫婦関係における所得控除?
深田:なんだか2017年の話題だったはずが、どんどんずれてきましたけど(苦笑)……親子の距離感の話題が続きましたが、夫婦の距離感というのも肝要ですよね。
斎藤:夫婦の収入格差と家事・育児分担の関係について考えたんですけど、私は旦那の収入にはきっと寝ないで働かない限り、ずっと勝てないと思うんです。だからそもそも「家族関係って金銭関係に置き換えられるものなの?」って考えるようになって。そこは割り切って、私はいるだけで価値があるからプライスレス……とは言わないけど、実質そこは私がいるだけで収入500万円って考えたんですよ。ただいるだけでそれだけ稼いでる、と。
深田:あー、なるほど。子育て中の夫婦における妻の所得控除が500万である、みたいな。
斎藤:そもそも女性は産むためのリスクとコスト考えたら、その損害賠償をどうしてくれんの?初期投資が半端ない! これは平等じゃなきゃいけないし、そうしないと私の人生楽しくない。これじつは、夫に「人生が楽しくない! あんたと結婚したこともこの子を生んだことも納得いかない!」てキレちゃったことがあったんです。自分に使えるお金も時間もほんとに少なくなったし! 私は論理的に詰めていくの苦手で、旦那が論理無双なタイプなんです。
でも私がキレたことでようやく話し合いの土俵に乗ってくれて、夫は「なんで楽しくないの?」って紐解きを始めて、自分の時間が無いことと家事に食われてることと体力も落ちてるってことと貧乏ってことがあって、さらに二人でいた時と、子ども二人生まれた時とで生活費が一緒だったんですね。結局、夫からは最低限の身だしなみを整えるくらいの金額は貰うようにして、自分のやつは自分で……てなって、ようやく人間らしい生活を送れるようになった。それがこの2017年からなんです(笑)

■金銭で計るのはナンセンス
深田:狩野さんは『ふたりは同時に親になる』という書籍をこのたび出されましたが、今の斎藤さんちの話をきいてどう思いましたか?
狩野:興味深いものの正直なところ、ここまで夫に対して発言力や行動力がある人が多いとは思えないんですね。ただ、ネット上にはこういう展開のほうが話題として流れてくるケースが多いわけですよ。でも、こうやって戦うのが当たり前になったとしたら、きっと勝てない人も多いんじゃないかな。声が大きくて自分で発信する力も書く力も持ってるっていう人はある意味きっと才能のひとつだから。
こうしたエピソードが他の人の手でストーリーに乗せられてしまったとき、それはひとつのモデルケースみたいになる。明らかに、「稼ぎがないと発言力が無い」からスタートしてるでしょ?そこからもうガサっと壊さないと。たぶん一生のうち、夫に経済的に支えられる時期もあれば、夫を経済的に支える時期もあったりするわけですよ。持ちつ持たれつ、区切れない人生を背負ってる人の方が多いんだから。金銭で仕事と家事をイーブンにっていうのは、とっくに限界来てるんじゃないかな? どう解決していくかはそれぞれでいいけど、それはマストにしちゃいけない。
深田:二人の間で解決できる、と。
狩野:それぞれ個人にとってカギになってるものは違うから……。
ワシノ:なんか愚痴が多くなっちゃう人っているじゃないですか、現状の文句ばっかりの人。私の場合は問題が起きたらソリューション……て感じになるんですよ。問題が起きたら解決すればいいじゃないって思うから、普段悩まない。
斎藤:考え方が仕事っぽくてドライでいいんですよね。

■変容していく夫婦関係
深田:今年後半にはネット上で夫婦別姓についても話題になりましたね。
ワシノ:私は一人っ子で、ワシノ(=鷲野)って旧姓なんですけどこの名字は珍しいじゃないですか。結婚して名字を絶やしちゃったんですね。私は血筋の一番末端の一人っ子で女でっていう立場だったものだから、夫はきっと絶対気にするから、あえてそこに触れないようにして、そこは結婚にあたって議題にあげず、あっさり夫の名前の方にしたんです。でもやっぱり、クレジットカードとか変更が超絶面倒くさかった(苦笑)。おまけに子どもが二人生まれたら、夫が「一人、鷲野にしていいよ」とか言うし。
一同:「えー」
狩野:好きな人の名字になりたいっていうのは、中学生くらいまではあったけど、ささやかながらも築き上げてきたもの……それこそ私の場合、旧姓が「あ」で始まるから、出席番号がいつも1番だったとか、そんなことからまずは崩れる。もともとの姓名の文字づらが持ってる色というか、映像的な?この人イコールこのかんじっていうのが変わるんだな、っていうのは、名字が変わらない男の人ほど簡単なことじゃない。
斎藤:私の弟は今32歳で、来月入籍予定で今月一緒に住み始めたんです。実家の斎藤家のLINEグループがあるんですけど、あえて私が、「姓はどっちにするの?」って弟に投げたんですよ。すると弟から「今話し合ってるところ」ってレスが来たんです。両親はそれに対してレスはしてないけど、きっと冷や汗かいたと思うんですよ。「そんな価値観なんだ……」って。私はあまり姓へのこだわりはなかったけど、たった数年でもそうした価値観が揺らいできているのかなって感じたところでした。


さて、2017年の話題だったはずが、脱線したまま戻ってこないで12月まで締められない流れになったので……あとは毎年恒例のコピペで締めようと思います。2018年もますます賛同・共感できる話題とともに、「溜飲を下げて、腹に落ちる」ひと味違うママサイトであり続けたいと思います。来年も『MAMApicks』をご愛読のほど、よろしくお願いします。

最後にこれまた毎度のお願いです。
『MAMApicks』においては、年末年始にもかかわらず本記事を読んでいただけるような愛読者の方で、「ライターに参画したい!」という方をひっそり募集いたします。(選考アリ)

さらに、ライターではないけれど、MAMApicksの個性あふれるライター陣のコラムをいつも楽しみにしていて、MAMApicksをスポンサードしたい!タイアップができないか?というクライアント様も、諸手を挙げて歓迎いたします。

2018年も引き続き『MAMApicks』をご贔屓のほどよろしくお願い申し上げます。


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深田洋介
学研で学年誌や幼児誌の編集者を経て、ネット業界へ。AllAboutで育児・教育ジャンルの立ち上げ、サイバーエージェントの新規事業コンテストでは子育て支援のネットサービスでグランプリ獲得。現在は独立して、子育て・教育業界×出版・ネット媒体における深い知識と経験・人脈を駆使して活動中。編著に『ファミコンの思い出』。

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