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兵庫、駅伝王国復活のV 普段はライバル、逆転の走り

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2018年01月14日 19:58  朝日新聞デジタル

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朝日新聞デジタル

写真1位でゴールする兵庫の福田=内田光撮影
1位でゴールする兵庫の福田=内田光撮影

(14日、全国都道府県対抗女子駅伝)


 西脇工と須磨学園。全国屈指のレベルを誇る兵庫の高校女子長距離界で競い合ってきた選手たちが力を合わせ、チームを14年ぶりの頂点に押し上げた。


 逆転の口火を切ったのが5区、須磨学園の太田。区間4位の走りで5位から2位へ。6区は西脇工の後藤。1位長崎に37秒差でタスキを受けると「ここが後半の1区や」と、追いに追う。長崎との差を2秒まで詰め、須磨学園の樽本(たるもと)へ。


 二人は小学生のとき、同じランニングクラブにいた。なのに後藤は「お願いします」とタスキを渡した。樽本は「なんで敬語やねん」とツッコみながら駆け出す。須磨学園は過去4年、全国高校駅伝の兵庫県大会で西脇工に次ぐ2位。樽本は憧れの都大路にかけた。1キロ手前で長崎をとらえ、得意の下りで引き離す。8区の中学生、石松も強い。後藤から3人連続の区間賞だ。後続に1分5秒の差をつけ、勝負あった。


 後藤と西脇工のダブルエースを張ってきた田中は、1区で最初から飛び出し、5位でつないだ。「後藤で追いついて感動しました。須磨のみんなと1位になれて、ほんとによかった」


 1995年1月16日、兵庫は過去最低の25位に沈んだ。翌朝、阪神大震災に襲われた。この日走った9人で最年長22歳の福田は、母のおなかの中。当時コーチだった榎本監督は言う。「ここで兵庫が勝つことが、震災を風化させない一助になると思います」。震災を知らないメンバーがタスキをつなぎ、「駅伝王国」復活もアピールした。(篠原大輔)


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