WEC:元ケータハムF1のバン・デル・ガルデ、新興LMP2チームで2018/19シーズン参戦

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2018年01月19日 18:42  AUTOSPORT web

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ギド・バン・デル・ガルデは2016年、ELMSでシリーズチャンピオンを獲得した。
2017年末にELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズからWEC世界耐久選手権へステップアップすると表明したレーシングチーム・ネダーランドが1月19日、元F1ドライバーのギド・バン・デル・ガルデをチームふたり目のドライバーとして起用すると発表した。

 ダラーラのLMP2マシン『ダラーラP217』を使用して2017年、ELMSの最高峰クラスに新規参戦したレーシングチーム・ネダーランド。

 その名の通り、オランダに籍を置くチームは昨シーズン、オーナー兼ドライバーのフリッツ・バン・イアードと、ベテランのヤン・ラマースがレギュラーメンバーとしてシリーズを戦いながら、スポット参戦したル・マン24時間では元F1ドライバーで“鉄人”の異名も持つルーベンス・バリチェロを起用したことで話題を集めた。

 そんなチームは昨年12月21日、WECのLMP2クラスにフル参戦すると発表。それと同時にジェントルマンドライバーのバン・イアードが引き続きダラーラのステアリングを握る一方で、もうふたりのドライバーについてはこれから交渉を進めるとしていた。

 2016年にG-ドライブ・レーシングとエクストリーム・スピード・モータースポーツの2チームから計4戦にスポット参戦して以来のWEC出場となるバン・デル・ガルデはオランダ生まれの32歳。

 シングルシーター出身で2013年にケータハムF1のレギュラーシートを獲得して1シーズンを戦ったが、翌年はF1のレギュラーシートを得られず。その後、2016年にスポーツカーレースに戦いの場を移し同年のELMSで年間タイトルを獲得している。

「素晴らしいチャンスを与えてくれたフリッツ(・バン・イアード)とチームに感謝している」と語るのは母国チームに迎えられたバン・デル・ガルデ。

「チームの挑戦する志が好きだし、僕もそんなチームの一員になりたいと思っている。WECはとても競争が激しいカテゴリーであり、そのなかに組み込まれるル・マン24時間は世界一のレースだよ。またあの場所で戦えることは特別なことだ」

 そのル・マンでの目標は表彰台争いと語るバン・デル・ガルデは「チームのレベルアップを維持しながら、さらなる改善を続けることで目標を達成できる」と考えている。

「僕は歴史的でロマンチックなル・マンを含む耐久レースシリーズを愛している。だからレーシングチーム・ネーデルランドから出場する今年のレースが待ちきれないよ!」

 また、チームオーナーのバン・イアードもバン・デル・ガルデを歓迎し「彼が我々のチーム加わったことを嬉しく思う」とコメント。

「彼は優れたスピードを持つだけでなく経験豊かで、なによりも高いモチベーションも持ち合わせている。我々の挑戦は素晴らしいものになるだろう」

 今回の発表で3名中2名のドライバーが確定したレーシングチーム・ネダーランドは近いうちに今季のマシンと3人目のドライバーをアナウンスする予定だという。

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