日ハム・清宮らが挑む“高卒1年目”野手の記録とは…

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2018年01月21日 11:11  ベースボールキング

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日本ハム・清宮幸太郎(C)KYODO NEWS IMAGES
◆ 清原、榎本が高卒1年目から活躍

 高校通算史上最多となる111本の本塁打を放ち、2017年のドラフト会議では7球団から指名を受けた日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎。近年甲子園を沸かせた選手たちで、高卒1年目から活躍した新人はほとんどいない。中田翔(日本ハム)、筒香嘉智(DeNA)といった球界を代表する高卒組も、2年目以降に頭角を現すなど、1年目からプロで活躍することがいかに難しいかがわかる。

 それでも、高校時代から注目を集めてきた清宮に1年目から活躍を期待するファンは多いのではないだろうか…。そこで、高卒1年目の野手の成績を見ていきたい。高卒野手で最もインパクトのある成績を残したのは、1986年の清原和博(西武)だろう。

 清原はPL学園時代に甲子園通算最多の13本塁打を放ち、全国高校野球選手権大会の1大会での本塁打記録も、昨年のドラフトで広島に1位入団した中村奨成に抜かれるまで1位だった。高校野球で圧倒的な存在感を見せた清原は、プロ入り後も1年目から本塁打を量産。豊田泰光が持っていた高卒新人記録を上回る31本の本塁打を放った。これは歴代の新人の中でもトップの記録である。本塁打だけでなく、規定打席に到達した高卒新人では唯一打率3割(.304)を越え、78打点も歴代(高卒)トップ。安打数は1位とはならなかったが、123安打をマークした。

 榎本喜八は清原がプロ入りするまで、高卒新人記録を多く持っていた選手だ。早稲田実業から1955年に毎日オリオンズに入団。1年目からレギュラーで出場し、打率.298、146安打、16本塁打、67打点の成績を残した。安打は今も高卒選手の中では歴代トップだが、打率と打点は1986年に清原に破られた。

 高校とプロでは投手にレベルの違いもあり、高卒新人が1年目から活躍することは難しい。そんな中でも、清宮はプロ1年目から一軍の舞台でレギュラーとしてプレーすることができるだろうか…。また、清原、榎本といった高卒の記録にどこまで迫れるか注目だ。

◆ 主な高卒新人打撃記録

【打率】
清原和博 .304(西武/1986年)
榎本喜八 .298(毎日/1955年)
中西 太 .2812(西鉄/1952年)

【安打】
榎本喜八 146安打(毎日/1955年)
清原和博 123安打(西武/1986年)
張本 勲 115安打(東映/1959年)

【本塁打】
清原和博 31本(西武/1986年)
豊田泰光 27本(西鉄/1953年)
榎本喜八 16本(毎日/1955年)

【打点】
清原和博 78打点(西武/1986年)
榎本喜八 67打点(毎日/1955年)
中西 太 65打点(西鉄/1952年)

※1リーグ制時代を含まない

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