あまりにも悲運な5歳女の子 3歳からがん闘病、退院直後に車に轢かれ…(カナダ)

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2018年01月21日 21:03  Techinsight Japan

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5歳女児のあまりにも悲運な生涯(画像は『CTV News 2018年1月16日付「5-year-old cancer survivor killed by empty SUV outside Toronto school」』のスクリーンショット)
3歳で深刻な病を発症して闘病生活が始まり、様々な苦しみや激痛を味わった末にたった5歳にして車に轢かれて死亡した女の子。あまりにも短く、そして悲運が続いた少女の生涯に遺族は悲しみのどん底にある。カナダのトロントから『CTV News』が伝えた。

カナダ・オンタリオ州トロントのノースヨークにあるカトリック系スクール「St. Raphael Catholic School」の目の前で、このほど幼い女の子が車に轢かれて亡くなった。犠牲となったのはこのスクールに通っていたカミラ・デ・アルメイダ・トルカートちゃん(Camila de Almeida Torcato)。15日の午後3時20分頃、迎えに来た父親(42)とともに車に乗り込もうとしたところ無人のヒュンダイ(現代)製SUV車が突っ込んできて、2人は車と車の間に挟まれてしまった。

この車の運転手は同じスクールに子供を通わせていた母親で、事故が起きた時はスクールに向って歩いていた。パーキングブレーキをしっかりとかけずに車を離れたのか、何らかの理由でその効きが悪かったのか、あるいは車両にトラブルがあり勝手に動き出してしまったのか、今も原因について慎重な調査が続いている。

搬送先の病院にて数時間後に死亡したカミラちゃん。父親の容体も深刻である。カミラちゃんは3歳で腎臓に腫瘍が生じる小児がんと診断され、摘出手術が成功し、医師からは「寛解」を告げられて退院したばかりであった。長い月日を病院で過ごし、尋常ではない苦しみと痛みに耐え抜き、やっとほかの子供たちと遊べるようになっていただけに、遺族は深い悲しみに打ちひしがれている。

『CTV News』によれば、翌日にはスクール側が事故現場に献花台を設置したもよう。花やぬいぐるみ、お菓子やジュースなどを手にした親子連れなど大勢の市民が訪れ、カミラちゃんの早すぎる、そして悲しすぎる死に哀悼の意を捧げている。また家族と親しいアナ・ポーラ・カレーラさんは、せめて葬儀費用を皆で援助しようとクラウドファンディングの『GoFundMe』にページを開設。人々に寄付を呼び掛けている。

画像は『CTV News 2018年1月16日付「5-year-old cancer survivor killed by empty SUV outside Toronto school」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

このニュースに関するつぶやき

  • 是は相手がヒュンダイ車に乗っていたことが悲劇をうんだのだろうね・・・サイドブレーキのかけ忘れ以前に過去に前例がある事件だ・・・それだけにカミラちゃんがかわいそう過ぎる(゜ーÅ) ホロリ
    • イイネ!11
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