取り消した「リツイート」は名誉毀損になるか…橋下徹氏に訴えられた岩上安身氏が会見

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2018年01月22日 17:12  弁護士ドットコム

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元大阪府知事の橋下徹氏が、ツイッターのリツイート(RT)で名誉を傷つけられたとして、ジャーナリストを訴えた。訴えられたのは、フォロワーが約18万アカウントいる岩上安身氏(IWJ代表)。岩上氏は1月22日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開き、「言論での反論がないまま、いきなり訴状が届いたのは遺憾だ」と述べた。


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元になったツイートの内容について、岩上氏は具体的な言及を避けたが、橋下氏の1月21日の投稿によると、「知事である僕(編注:橋下氏)のせいで府の職員が死んだという虚偽ツイート」だったようだ。


岩上氏によると、RTしたのは2017年10月29日ごろ。自身のコメントをつける引用RTではなく、通常のRTだったという。その後、時期は記憶にないもののRTは取り消したという。12月15日、橋下氏から100万円の損害賠償を求める裁判を大阪簡裁に起こされた。


訴訟になっていることから、RTや取り消しの理由について、岩上氏は「ノーコメント」とし、裁判が進む中で必要に応じて明かすと話した。


●RTが名誉毀損に当たるとした裁判例も

橋下氏も指摘しているが、ツイッターの投稿をめぐっては、本人オリジナルのものでなくても、RTが名誉毀損に当たるとした裁判例がある。


今回は、元のツイートが名誉毀損に当たるか、当たる場合、岩上氏のRTも名誉毀損と言えるか、RTの取り消しの評価などが争われることになりそうだ。


(弁護士ドットコムニュース)


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