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金メダルで4133万円も 日本人選手でもこんなに違う平昌五輪の報奨金

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2018年02月09日 07:02  AERA dot.

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写真平昌へ出発する(左から)カーリング女子の本橋麻里選手、藤沢五月選手、山下泰裕副団長、スキーノルディック複合の渡部暁斗選手、カーリング男子の両角友佑選手、両角公佑選手 (c)朝日新聞社
平昌へ出発する(左から)カーリング女子の本橋麻里選手、藤沢五月選手、山下泰裕副団長、スキーノルディック複合の渡部暁斗選手、カーリング男子の両角友佑選手、両角公佑選手 (c)朝日新聞社
 2月9日に開会式が行われる平昌オリンピック。25日までの大会期間中に7競技102種目が実施され、日本からは124人(男子52人、女子72人)の選手が出場する。

【競技別のメダル報奨金一覧】

 五輪期間は、選手たちの奮闘に日本全体が一喜一憂するのが風物詩。その時、メダルを獲得した選手がどれくらいの「お金」をもらえるかも知っておくと、選手生活の一端がみえてくる。

 メダリストへのボーナスで最も知られているのが、JOC(日本オリンピック委員会)による報奨金制度だ。1992年のアルベールビル冬季五輪から金メダル300万円、銀200万円、銅100万円が支払われることになり、2016年のリオ五輪から金メダルが500万円に引き上げられた(銀と銅は据え置き)。

 各競技団体がメダリストに支給しているボーナスもある。日本スケート連盟は、JOCと同額の金500万円、銀200万円、銅100万円の報奨金を表彰規定で定めている。

 金メダル候補の筆頭で日本選手団の主将を務める小平奈緒(スピードスケート女子)、前回のソチ五輪で金メダルを獲得した羽生結弦(フィギュアスケート男子)らは、表彰台の頂点に立つと計1千万円が手に入るということだ。ちなみに、羽生がソチの金メダルで得た計600万円の報奨金は、大会終了後の記者会見で、東日本大震災の被災地支援などに充てると表明して話題を集めた。

 スキーやスノーボード競技でも報奨金が出る。全日本スキー連盟は、過去の大会では金300万、銀200万、銅100万を拠出した実績がある。平昌の金額は「今後の議論で決まる予定」(連盟関係者)という。

 ソチでは、日本ジャンプ界の「レジェンド」葛西紀明がラージヒルで銀メダルを獲得。スノーボード男子ハーフパイプで銀メダルの平野歩夢は、大ケガを乗り越えて復活し、平昌で頂点を目指す。メダルラッシュでスキーやスノーボードが盛り上がれば、大盤振る舞いの増額があるかもしれない。


 競技団体の報奨金が用意されていないのが、カーリング、アイスホッケー、バイアスロンなど。世界の壁が高く、日本はメダル獲得の経験がない競技だ。

 一方で、銅メダルでも獲得すれば歴史的な快挙で、話題になるのは確実。仮にそうなった場合のことをたずねると、いずれの競技団体も報奨金を検討する可能性があると回答した。平昌では、女子カーリングで上位入賞が期待されている。初メダル、初報奨金のWゲットなるか。

 金額がケタ違いなのが企業からの報奨金だ。夏季五輪では、2004年のアテネ五輪で2大会連続の金メダルを獲得した谷亮子が、当時の所属先であるトヨタ自動車から1億円のボーナスが支給された。

 平昌では、ドーム社の安田秀一CEOが、スポンサー契約を結ぶ竹内智香に「金メダルなら3333万円」と約束したと報道されている。竹内は、ソチではスノーボード女子パラレル大回転で銀メダルを獲得。もう一段高い表彰台に立つことができるか。

 長野県下諏訪町に本社を置く「日本電産サンキョー」は、スケート部所属の長谷川翼、ウイリアムソン師円、高木菜那の3選手が出場する。同社の永守重信会長は、ソチの時は「金2千万円、銀1千万円、銅600万円」のボーナスを約束して、世間を驚かせた。平昌でも方針は同じなのかを同社にたずねると「金額は公表していませんが、報奨金は払うことになっています」とのこと。前回と同じ水準の金額が用意されていると思われる。

 急な収入増で気になるのが、税の問題。報奨金をもらっても、税金の支払いで消えてしまえば喜びも半減してしまう。それもご心配なく。国税庁の担当者によると「JOCからの報奨金は所得税法の規定で非課税になります」という。

 ただし、各競技団体の報奨金については「非課税となるのは300万円まで」(同)とのこと。つまり、日本スケート連盟の報奨金500万円のうち、200万円は課税対象となる。そのほか、スポンサーや所属企業からの報奨金は一般的な「収入」とみなされ、すべて課税対象になるそう。メダリストを優遇する制度はあるものの、すべてを非課税にするのはさすがに難しいようだ。


 メダリストには、金銭面以外の報酬も大きい。CM、テレビ出演、講演活動などはその代表例。また、1998年の長野五輪で、日本人初となる冬季大会で金メダルを獲得した里谷多英(女子モーグル)は、翌年にフジテレビに入社した。

 自衛官や警察官といった公務員選手の場合、出世も期待できる。アテネで金メダル(柔道女子78キロ級)を獲得した阿武教子(警視庁)は、巡査部長から警部補に1階級特進した。

 プロ野球界の名将・鶴岡一人(元南海監督)は、かつて「グラウンドにはゼニが落ちている」と言ったという。厳しい練習に耐え、結果を出したスポーツ選手は、名誉とともに現金も得られるのは当然だろう。平昌五輪に参加する選手たちが、すべての力を発揮できることを祈りたい。(AERA dot.編集部・西岡千史)

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このニュースに関するつぶやき

  • 今回は違う意味で心配。無事に帰ってきますように…(´・ω・`) https://mixi.at/a3n2lcm
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  • 希少性や影響力を考えると1億でも少ないと思います。
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