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北陸豪雪:生活道路は雪に覆われ、物流も滞る

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2018年02月13日 19:23  毎日新聞

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毎日新聞

写真自宅の雪かきをする大森治幸記者=福井市で2018年2月11日、大森妻撮影
自宅の雪かきをする大森治幸記者=福井市で2018年2月11日、大森妻撮影

 福井県など北陸地方を襲った記録的豪雪は13日で1週間を迎えた。自治体は業者の力を借り、除雪作業に当たっているが、生活道路まで手が回らず、至る所で車がわだちにはまって渋滞が発生。物流も滞り、食料品やガソリンなどの不足が続く。10〜12日の3連休中、福井市内で自宅の雪かきや買い物に追われた記者が雪と闘う街の現状をリポートする。【大森治幸】


 今月6日から3日間、国道8号の立ち往生などの現場で取材した私は連休中、手つかずだった自宅周辺の雪かきに追われた。カーン、カーン、ザクッ。雪は重みで硬くなり、金属製スコップを何度も打ち付けないと取り除けない。最低限の生活ができるようエアコンの室外機やガスタンク周辺、玄関前の雪かきをすると、あっという間に高さ2メートル以上の雪山ができあがった。


 10日午後3時ごろ、妻子と食材の買い出しに出かけたが、途中で渋滞に巻き込まれた。前を見ると、軽乗用車が立ち往生している。私はスコップを手に救助に向かった。車輪がわだちにはまり、車体は高さ15センチほどのカチカチに固まった雪に乗り上げている。近くの住民やドライバーら10人ほどが集まり、車を押したり、雪を取り除いたりと力を合わせた。タイヤにかませる段ボールを調達してくれた女性もいた。


 1時間ほどで車は脱出。その後、私の車もわだちにはまったが、すぐに周辺のドライバーが駆け寄り、車を押してくれた。人々の優しさが身にしみた。


 スーパーやドラッグストアを回ったが、牛乳や卵が全くない店もあった。閉店中のガソリンスタンドも目立つ。福井県によると、県北部の約4割でガソリンなどが底をつき、販売を取りやめている。


 自治体職員には連休返上で仕事に追われた人も多い。立ち往生が発生した同県坂井市のある職員は3連休中、泊まり勤務も含めて2日出勤した。「連休3日目の午前中に自宅に帰って除雪をしたが、夕方から仕事に戻った。6日連続で帰宅できなかった職員もいる」と打ち明ける。


 除雪業者も近年、人手不足だ。福井市は今年度、市道約1800キロの除雪に250社と契約しているが、高齢化や後継者不足のため契約数は2013年度と比べ1割近い25社減った。市の担当者は「業者の使命感や責任感に頼っている」と苦しい事情を説明する。


 少子高齢化が進む中「自助」と「公助」には限界がある。今回の豪雪を機に住民同士で助け合う「共助」の在り方を地域ごとで話し合う必要があると感じた。


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このニュースに関するつぶやき

  • 北陸地方って、暫く前に雪に関する予算削られてたと思うけど、それについての報道を一切見かけない。大した影響は無かったのかな。
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  • 小さい河川を地下化してしまったのが地味に効いてたりするんだよねぇ。昔は川に雪を捨てたり、せき止めてわざと道路に溢れさせて雪を一気に溶かしたりしてた思い出。
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