キャサリン妃、英国アカデミー賞授賞式へ セクハラ抗議の「黒ドレス」は着用せず

0

2018年02月19日 15:03  Techinsight Japan

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Techinsight Japan

濃い緑のドレスもとても素敵だったのだが…(画像は『Kensington Palace 2018年2月19日付Instagram「This evening, The Duke and Duchess of Cambridge attended the EE British Academy Film Awards.」』のスクリーンショット)
毎年恒例の英国アカデミー賞(British Academy Film Awards)に、このほど英ウィリアム王子が身重の妻キャサリン妃と共に出席した。キャサリン妃は大変落ち着いた濃い緑のドレス、それによく合う美しいエメラルドのアクセサリーを身に着けて登場し「なんと麗しい」という声が出たものの、その一方で「セクハラ撲滅運動を支持する意味を込めた黒の衣装を」とリクエストする声もあがっていたことから、「緑のドレス姿にはガッカリしてしまった」という意見が噴出している。

今年4月に第3子を出産予定のキャサリン妃が現地時間18日、ウィリアム王子と共に英国アカデミー賞授賞式に出席したのだが、妃以外の多くの人々はセクハラへの抗議と被害者支援を目的とするキャンペーン「タイムズ・アップ」に賛同する意を表明すべく、黒いドレスなどを着用していた。

よって「なぜキャサリン妃はこの動きに協力しないのか?」と思った人も多かったようだが、実は王室の人々は政治的な立場を公の場では表明しないのが一般的である。そのため投票などもしないのが通例だといい、キャサリン妃もその伝統を守って衣装を選んだ可能性が高い。しかしながら批判の声が噴出し、ネットには以下のようなコメントも書き込まれている。

「キャサリン妃にはもうガッカリ。授賞式に黒のドレスを着て行かなかったんだから。これは政治的なことではなく女性に関する問題なのよ!」
「なぜキャサリン妃が黒のドレスを着なかったのか、誰か説明してくれない? ほんの数時間、しかも大事な目的があって黒の衣装を着ようということだったのに…。」

キャサリン妃は女性、そして母の立場などを大変よく理解しており、チャリティ活動などを通し女性をサポートする立場を通してきたことは間違いない。黒いドレスを着ていなかったからといって、セクハラ撲滅運動に賛同していないなどということは、あり得ないのだ。またドレスのベルト部分、またバッグの色からも、キャサリン妃の気持ちは十分に伝わるのではないだろうか。このキャンペーンが始まってからというもの、多くの被害者が声をあげ「負けない」という意思を表明したことは非常に素晴らしいが、人と同じ形で支持を表明しない人がこうして責められるのは「気の毒」の一言に尽きる。「黒を着ない=セクハラ抗議運動に賛同していない」という考え方は、あまりにも短絡的であろう。

画像は『Kensington Palace 2018年2月19日付Instagram「This evening, The Duke and Duchess of Cambridge attended the EE British Academy Film Awards.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)

    前日のランキングへ

    ニュース設定