須賀健太、“かわいい後輩”が適役だと好評! 『隣の家族は青く見える』で見せた大人の演技

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2018年02月22日 06:02  リアルサウンド

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 深田恭子と松山ケンイチが演じる夫婦の不妊治療を中心に、様々な事情を抱える4組の家族について描く『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)。注目したいのは、おもちゃメーカーに勤める五十嵐大器(松山)の後輩であり、妊活のよき相談相手となっている矢野朋也を演じる須賀健太。スーツ姿も新鮮で、大器を慕う“かわいい後輩”が適役だと好評だ。


参考:【画像】『隣の家族は青く見える』で活躍する須賀健太


 一般的な日本人男性と比べて、不妊治療への理解と知識がある矢野。ドラマ初回では、精液検査を受けることについて後ろ向きな発言をする大器に「僕、やりましたよ」と、さらりと応答。さらに、「独身ですけど、調べておいて損はないと思いまして。不妊症の約半数は男性が原因ですしね」と言ってのけ、不妊治療への知識が乏しい大器に対して「無知こそが、いらぬ偏見や差別を生むんです」と熱弁したのだ。


 「知らないから怖い」「知らないことを知ろうともせずに批判だけするなんて最低」は、第4話で奈々(深田)が渉(眞島秀和)&朔(北村匠海)カップルへの批判について語った言葉で、これを機に大器も不妊治療に前向きになるなど、物語にとって欠かせないキーワード。実は、それを第1話から主張していたのが、この矢野という人物。そして、大器が奈々には言えない不妊治療への不満について「ここだけの話」とこぼすなど、彼の本音を良く知るキーパーソンとも言えるだろう。


 そんな矢野を演じる須賀は、1999年にNHK連続テレビ小説『すずらん』でデビューし、香取慎吾主演ドラマ『人にやさしく』(フジテレビ系)の五十嵐明役で大ブレイク。当時7歳だった須賀が、全力で泣き、全力で笑う姿に視聴者の誰もが心を奪われた。あれから15年以上の時が経ち、須賀は現在23歳。昨年放送された『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)では、香取をはじめ、加藤浩次、松岡充というドラマ出演者と共演を果たしており、須賀がビールで乾杯する姿を感慨深く見守った人も多いはずだ。


 『人にやさしく』以降も、須賀は現在に至るまでに多数の話題作に出演してきた。中でも映画『ALWAYS 三丁目の夕日』では、2005年、2007年、2012年公開のシリーズ3部作に出演。この期間に成長期を迎えていた須賀は、無邪気な小学生から進路に悩む高校生までを演じており、彼の成長をリアルに追うことができるのも全作鑑賞の魅力のひとつとなった。


 そして、近年の須賀を語る上で外せないのが、2018年秋公演をもって卒業が発表されているハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』。2015年11月の初演から主人公・日向翔陽を演じ続け、身体能力を最大限に活かした渾身のパフォーマンスを披露。圧倒的な映像技術との融合も美しく、原作ファンをもうならせてきた。


 子役時代の面影を残した大きな瞳と、クシャッと笑う笑顔が印象的な須賀だが、2015年に公開された映画『シマウマ』で演じたのは猟奇的な快楽殺人者。さらに2017年に伊藤沙莉とW主演を務めた映画『獣道』では、愛に飢えた少女に恋する不良少年を熱演するなど“かわいい”“好青年”といった自身が持つイメージ打破に挑んできた。『隣の家族は青く見える』で演じる王道の “かわいい後輩”役は、やっぱり須賀によく似合う。だが、邪道な須賀に振り回されるゾクゾク感もまた、たまらなくクセになることも伝えておきたい。


 若さあふれる兵庫役が話題となった舞台『劇団新感線「髑髏城の七人」Season月<上弦の月>』は、千穐楽を迎えたばかり。さらに主演映画『ちょっと待て野球部』が現在公開中のほか、3月24日にも主演映画『サイモン&タダタカシ』の公開を控えるなど、とにかく忙しい。大人になったとはいえ、まだまだ20代前半の須賀は、役者としてどのように年を重ねていくのか。すでにキャリア、実力も十分な役者の今後をこの目で追うことができるなんて、実に贅沢だ。


(nakamura omame)


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