あなたが働き続けることに、夫は賛成していますか?

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2018年03月03日 11:02  ノーツマルシェ

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ノーツマルシェ

筆者は働く女性のキャリアカウンセリングを多くお受けしていますが、女性の働き方に関し、夫の「妻の働き方」に関する考え方によって、女性自身が悩んでいる相談を受けることがあります。それはどんな相談でしょうか。


 


■ 働く女性がライフイベントを迎えたときの悩み


その具体的な悩みとは、夫が次のような要求をしてくるというものです。


・扶養控除内で働いてほしい
・子育ては最優先にしてほしい
・自分よりも早く帰宅をしてほしい


『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』(※1)という書籍がベストセラーとなり、少し前までは人生80年時代と言われていたことが、人生100年時代へと移りつつあります。また共働き世帯がそうでない世帯を上回っている現在でも、このように考える男性はまだまだ多くいます。


言葉に出さなくても、妻が夫よりも仕事で遅く帰宅したときに、明らかに不機嫌になったり、家事の協力はせずに「夕飯はどうするんだ」「子育てを最優先してと言ったはずだ」などと言ったりするのだそうです。


 


■ 実経験している人に相談しましょう


あなたが既婚者で、その立場だったらどう感じますか? また、あなたがこれから結婚を控えていたとしたら、あなたが働き続けることに関して、夫になる方はどんな考えを持っていますか?


いずれにしても、あなたがライフイベントを迎えても「ずっと、働き続けたい」かどうかは、一度真剣に話しておくことをお勧めします。なぜなら、人生100年時代において、老後まで満足した生活を送るには、世帯収入は間違えなく重要なことと、これはあなた自身の「生き方」に通じるからです。


また、夫だけでなく、ライフイベントを迎えた女性の働き方に影響を与えるのが、義母や実母です。「保育園に子供を預けてまで、働く必要があるのか」だったり、「3歳までは一緒にいてあげて」などと言われた時、あなた自身にも「働く意味」や「やりがい」がなければ、心が折れてしまうでしょう。


そんな時は、自分の気持ちにじっくりと向き合い、誰かに聞いてほしいと思ったら、それらを実経験している人に相談しましょう。きっと、夫との話し合いはどうだったか、義母、実母とはどう会話したか、をリアルに教えてくれるでしょう。


[執筆:久保田 一美(キャリアカウンセラー) ]


 


【参考】


※  執筆者:久保田 一美(キャリアカウンセラー) について。女性専用のカウンセリングサービス『ボイスマルシェ』の登録カウンセラー。電話カウンセリングなので全国どこからでも利用できること、匿名で話せること、当日予約できるボイスマルシェの特長を活かし、全国の女性たちのキャリア設計や働き方、ワークライフバランスの相談にのっている。


※1. リンダ グラットン, アンドリュー スコット(2016)『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』東洋経済新報社
※写真:PIXTA、本文とは直接関係ありません


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