その昔、どんな家に住んでいるかで男の性格が分かるみたいなおふざけな企画を考えたことがあった。
社会人になって10年以上も経っているにも関わらず、学生時代からの4畳半に住み続けている男がファッションや流行に敏感である可能性は低いだろうし、使いにくくてもデザイナーズに住みたいという男と堅実に1DKを選んで自炊する男では、金銭感覚とか、生活の自立度とか、いろいろ違いがあるんじゃなかろうか、みたいなことを考えたからである。
ずいぶん昔の、その企画を急に思い出したのはホームズプレスに、住まい選びにこだわりのない男の7割以上に恋人がいないという、調査に基づく記事を見かけたからである。
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この調査は男だけに限ったものではないのだが、女の場合には住まいへのこだわりと恋人の有無には男ほど明確な違いはなかったそうである。
では、どうして住まいに関心のない男はもてない傾向があるのだろう。
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ひとつ、思うことがある。住まいへの関心、こだわりとはイコール生活、暮らしへの関心、こだわりでもあろうということ。それが本当に全くないとすると、そんな男と付き合い、共に暮らすのはあまり楽しくは思えない。
こだわりが多すぎて譲らない男も面倒といえば面倒だが、まったくこだわりがなく、家は寝るだけとか、家にいる時間なぞどうでも良いと思っているのだとしたら、いつまでも、一人で好きに暮らしていたまえである。
もうひとつ、この調査には住まいに不満のある人の約6割が体の不調を感じているという部分もあった。住まいそのものがストレスになっているのか、住まいが悪いのか、いずれにしても、家は人生をも左右する。不満があるなら、できるだけ解消しようよ〜である。
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