子どもとベタベタできるのはたった1%

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2018年03月08日 19:00  citrus

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週末に、いつもより少しゆっくり寝ていたいと思うのに子どもにたたき起こされて、「パパ、遊ぼう!」って言われるのってつらいですよね。

特に二日酔いのときなんて。

 

毎日子どもと暮らしていると、子どもがいることが当たり前のように思えてしまいますよね。

子どもがいないで自由気ままに生きているように見える夫婦を見ると、「うらやましいな」と思ってしまうことがあるでしょう。

週末に自宅残業をしていて、子どもに邪魔されて、「子どもがいなければもっとはかどるのにな」なんて思っちゃうこともあるでしょう。

 

でも、そんなやりとりができる時間は人生のうちで、ごくごく限られた貴重な時間なんですよ。

 

子どもが「パパー!」っていつでも抱きついてきてくれるのなんて、小学校に上がるくらいまで。

だいたい6歳くらいまででしょう。

それ以上になると、お友達と遊ぶのが楽しくなってきたり、ただ親に甘えるようなことは減ってきたりします。

 

平日は仕事で忙しくて、どうしたって子どもとゆっくり過ごせないというパパが多いでしょう。

じゃ、週末はどうでしょうか。

仮に、子どもが生まれてから6歳になるまで、毎週日曜日をべったり一緒に過ごしたとして、それが親の人生の何%くらいの時間にあたるか考えたことがありますか?

 

 

日曜日は1年に約50回あります。

それが6年間ということは300回の日曜日があるわけです。

一方人の一生は約3万日といわれますから、割返してみると、たった1%だということがわかるかと思います。

 

そんな貴重な時間をなんとなく過ごしちゃもったいないってことなんです。

子どもが「パパー!」って胸に飛び込んできてくれるなんて、人生のうちでほんの数年間、期間限定のことなんです。

奇跡みたいなことなんです。

このことに気づいていない人が多いんですよね。

このことに気づくと気づかないとでは、子どもと過ごす時間の濃さが違います。

  

「もうちょっと寝かせてよー」「パパ疲れてるんだよー」なんて言っている場合じゃないって思いませんか。

近くにいると気づきませんが、子どもは日々成長しています。

たった1%しかない日曜日を、休日出勤やら、出張やら、ゴルフコンペやらに奪われてしまうのはもったいないと思いませんか。

 

親子として、いちばん濃密に過ごせる幼少期くらい、子ども最優先で生活を設計してもいいんじゃないかと思います。

 

 

たとえば、「翌日に仕事がないから安心して飲める」なんていって、金曜日の夜に飲み会を入れる人が多いかと思いますが、それってどうでしょう?

土曜日は、確かに仕事はないかもしれませんが、子どもにとってみれば待ちに待ったパパと遊べる日です。

そんな日にドロドロの二日酔いでは、子どもはがっかりです。

きっとママからも「役立たず……」と思われますよね。

 

大事な商談がある前日は、「明日のためにコンディションを整えておこう」と思いますよね。

同様に、「家族と過ごす週末を充実させるために、金曜日の夜からコンディションを整えておこう」と考えてみてはいかがでしょう。

たとえ早めに仕事を終えることが難しくても、金曜日の夜から、家族との週末が始まっていると考えてみたらどうでしょう。

 

先日、イクメン大国で知られる北欧の国ノルウェーに行く機会がありました。

金曜日の夕方に下り車線が渋滞してました。

ノルウェーでは金曜日の夕方からが家族との週末で、キャンプに出かけたり、旅行に出かけたりするのだそうです。

遠出は無理でも、金曜日の夜に早くおうちに帰るパパって素敵だと思います。

 

じゃ、ちなみに。飲み会を入れるのにいいタイミングはいつでしょう。

正解は、「午前中に意味のない会議に出席しなければならない日の前夜」です。

意味のない会議に出席しながら、ボーッとお酒が抜けるのを待っているのが有効な時間の使い方というものです(笑)。

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