子育ての究極の目的は、何はともあれ、子どもにしあわせになってもらうことだと思います。
しあわせって何でしょう。
どんな形であれ、自分自身がしあわせを感じていることが唯一の「しあわせの条件」だと私は思います。
しあわせは、得たりつかんだりするものではなく、感じるもの。
|
|
しあわせを感じる力が強い人ほどしあわせな人。
私はそう思います。
しあわせを感じる力のことを「しあわせ力」と呼んでいます。
子どもはみんなしあわせを感じる天才です。
|
|
それなのに、大人が子どもの未熟なところばかりを見つけ、不満ばかりを口にし、子どもに与えられたたぐいまれな才能に感謝することを忘れていたら、せっかくの子どもの「しあわせ力」をつぶしてしまうのではないかと思います。
「ボクはありのままのボクのままでいいんだ! ボクはボクであるだけで価値ある存在なんだ!」と思い、「自分が自分であることに感謝できる」ことが、しあわせ力の根源です。
子どもにそう思わせることこそが、親に課された最大の役割なんじゃないかと思います。
|
|
そのためには、特に子どもが小さいうちは、社会のルールやマナーを学ぶ「しつけ」よりも、めいっぱい愛される経験を積んで、心が満たされていることが大切です。
「自分はかけがえのない存在なんだ」という根拠のない自信を身につけさせることが大切です。
この時期に「ボクは大丈夫! なんとかなるさ!」と思える「なんとかなるさ力」が身につけば、人生の荒波だってなんとか乗り越えていってくれます。